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Mahler (1860-1911)

CD Mahler Symphony No.3 (1973), Berg Lulu Suite (1971): Martinon / French National Radio Orchestra & Choir, Ruetgers, Lindzey (2CD)

Mahler Symphony No.3 (1973), Berg Lulu Suite (1971): Martinon / French National Radio Orchestra & Choir, Ruetgers, Lindzey (2CD)

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  10/February/2013

    実は偉大なマーラー指揮者であったマルティノンのライヴ音源。ライヴ故の傷はここかしこに散見されますが、それを補って余りあるマルティノンの素晴らしい音楽性。我が最愛の終楽章の何という神々しさ。自然に呼吸しているかのように進行していくマーラーの美しいメロディ。金管が多少はずしても全然気になりません。勿論、これを上回る演奏は沢山ありますが、それで当盤の存在価値が下がるとは思いません。併録のベルクは切れ味鋭い解釈だと思います。マルティノンの放送音源が商品化されることを切に願います。

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  11/March/2012

    マルティノンのマーラー、いくつか既出のようですが、私は初めて聴きました。ライヴで、特にオケの乱れも散見されるのですけれど、ここに聴く演奏、大変すばらしいものと思います。表情付けは濃厚ではなく、テンポの緩急やバランスの強弱も含め、特別個性的なところはありません。むしろ、スコアを読み込んだ上で一定の軌道を作り、その上で、しっかりと手綱を引き締めつつ指揮しているという感じです。それが最終楽章に至って、感極まるというのでしょうか、豊かな歌が溢れて果てしなく拡がってゆき、感動的なフィナーレを迎えます。ライヴならではの素晴らしいエンディングにて、大いに満足しました。オケのミスや乱れは目立ち、声楽陣も特に感心はしませんが、そしてマルティノンならではの個性も特に感じないのですけれど、それは措いといて、充実した聴後感たっぷりですのでこれでいいんです。第1楽章終了後に拍手が起きるのはご愛敬だなあ。70年代半ばのブーレーズ&ニューヨークフィルでも同様なことが起こってます。当時はそんなもんだったんだな。「ルル」はなかなかに衝撃的な音楽。以上、録音は優秀。ヒスも少なく、フルオーケストラの迫力もしっかりとらえられております。さて、蛇足を二つ。ジャケットは、ユニコーン=カンチャナ発売のホーレンシュタイン&ロンドン響のディスクに何やら似ております(水とか色が)。実は演奏のコンセプトも似ている感じ。剛と柔の使い分けがいかにも共通。面割は、1枚目にマーラーの交響曲の1〜5楽章が、2枚目に6楽章が収められ、そのあとに「ルル」が入る。やっぱり逆だよね。1枚目の頭が「ルル」で、その後にマーラーの第1楽章を。マーラーの残りを全部2枚目に収める、もうこれしかないでしょう。特にマーラーの4〜6楽章はアタッカでつなげることになっているのだから、これが必然。製作者さん、ちゃんとしておくんなさい。

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  • ★★★★★ 

    ホーボー健  |  東京都  |  不明  |  17/December/2011

     これは好みも分かれそうだが、私は素晴らしい個性的名演と評価したい。オケの響きは明るく開放的で、曲調に良く合っている。録音は合唱部分などやや苦しいが、この時代のライヴとしてはかなり良いほうだろう。  明るい響きでキビキビと進み、しかも歌にも欠けない演奏は、マーラー演奏に付きまといがちな暗い情念的な靄を吹き払い、古代ギリシャの壷に描かれた絵のような、明晰でややアルカイックな、地中海的とも言えるような独特の世界を現出させている。  特に第二楽章は個性的で、主題を歌うオーボエのソロがまるで酔っぱらった牧神の鼻歌のようだ。ここは好みの分かれるところだろう。  第一楽章終了時には盛大な拍手が沸き起こったりもする。  最終楽章はたいへん美しく、期待を裏切らないカタルシスを得ることができた。  また、併録の『ルル』組曲も傑出した演奏であり、こちらを聴くためだけに購入されても決して期待は裏切られないことと思う。

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  • ★★★★☆ 

    鶴田の坊主  |  青森県  |  不明  |  18/September/2011

    マーラーについて。ヒューマンな感覚には惹かれます。ただしオーケストラの自発性・精度は以前のシカゴ響の演奏の方に分があります。

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