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Bizet (1838-1875)

CD L'arlesienne Suites.1, 2: Beecham / Rpo +symphony

L'arlesienne Suites.1, 2: Beecham / Rpo +symphony

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  • ★★★★★ 

    mimia  |  石川県  |  不明  |  04/August/2020

    まことに魅力的な人物であるトーマス・ビーチャムのビゼー。 大変な資産家で、大戦前にはロンドンp.oを、戦後はロイヤルp.oを設立するなどの経歴や、晩年のかっぷくのよい写真を見ると、いかにもおおらかな(大雑把な?)演奏ではないかなどと以前は想像していた。けれどまったくの間違いだった。 先に、ディーリアスを聴いていたが、繊細極まるもので、平坦でつかみどころのないディーリアス(あくまで私のイメージです)をちょっと他に類がないくらい優しく美しく、楽しむことができた。 「アルルの女」のCDがある事を知って、ぜひ聴いてみたいと思った。 一曲目、二曲目、端正で、これもわるくないぞと思いながら、三曲目で目が覚めた。いや、自分がこんなに静かな気持ちになっている事に気づく。 こんな曲だったろうか。初めて聴くような気がする。あの美しい旋律を、旋律のかたちが溶け出してしまうぎりぎりまでテンポを落とし、静謐に優しく優しく流れていく。 4分弱で終わってしまうのが惜しい。いつまでも聴いていたい。 そういうところは、カリオンの中間部にもある。 こういう感覚は、たとえば フルトヴェングラーの演奏で第九の三楽章を聴いているときに似ている。 ビーチャムとフルトヴェングラーはかなり違うタイプの指揮者だと思うが、フレーズの最初の音と最後の音にこめる気持ちの配慮が共通して素晴らしい。優れた演奏家の必要条件だと思う。 それに、オーケストラに愛されていなければこんな音は出てこないのではないだろうか。 「アルルの女は」クリュイタンスがいい。もし誰かにすすめるのならクリュイタンスを推薦する。でも、あなたがすでに「アルルの女」を聴き込んでいて、クリュイタンスを聴いたことがあるのなら、是非この演奏を聴いてみてください。別世界に誘われます。 「アルルの女」組曲全体としては、南フランスのキラキラした光よりは、イングランド北部かスコットランド(私は行ったことはないけど)の少しひんやりした風をかんじる。こういうのもわるくないです。 このCDにはビゼーの交響曲も入っている。 ビゼー10代の作品で天才の証のような曲で、シューベルトのやはり10代の交響曲を思わせる。ビゼーの個性がはっきり刻印されているのは、第ニ楽章で、このまま「カルメン」に持っていってもいいくらいだ。私の勝手な解釈だが、ビゼーの女性に憧れる気持ちがあらわれている。それをビーチャムは、これもまた実に優しく歌いながす。ビーチャムというひとは、きっと女性に限りなくやさしいおじさん〜おじいさんだったでしょう。 「アルルの女」は自分のオーケストラ、ロイヤルp.o。交響曲は、フランスのオーケストラに客演している。どこのオーケストラを指揮しても、自分の音をひきだせる真に熟練した達人だと思う。 大戦前には、フルトヴェングラー時代のベルリンp.o も指揮している。どんな響きが鳴っていたのか、聴きたい!

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  23/November/2008

    私は本盤関係でビーチャム指揮のビゼー交響曲(FRNO)とシューベルト交響曲第5番(RPO)とのカップリングLPで聴いていましたのでコメントを書き込む次第です。さて、どちらの交響曲も洒落た・・そう、Tokyoの方もレビューされているように粋な演奏・・・コセコセしない「大人の演奏」という感じがします。このような大人の風格を有する指揮者が居なくなって久しいです。アルルの女組曲は残念ながら聴いてはいませんが同じくTokyoの方のコメントにお任せするとして事交響曲については素晴らしい演奏と申せましょう。

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  • ★★★★★ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  08/May/2006

    これは確かに名演奏です。オケの機能美や、更にクリアな録音なら他にチョイスがありますが、この盤の味わいは特別なものです。とにかくエレガントで洒脱な雰囲気が素晴らしい。故・三浦淳史氏がこの演奏に「熟練のシェフがフランス風懐石料理に腕をふるっている…」と名言を残されていますが、正にその通り。《アルル》も粋な演奏。こうした雰囲気を聞かせる演奏、もっと言えば嫌になるくらいのフランス風の音がきけなくなってしまった。オケの国際化というのは本当に意味のある事なのだろうか?

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