Mahler:Symphonies Nos.9 & 10
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 18/March/2012
十数年ぶりに聴きました。以前に聴いた感想は「面白くないのう」ということで、そのためずっと聴かなかったというわけです。今回、久々に聴きなおし、全く考えを改めまして、まことに敬服の至りであります。マゼールさんのアプローチは、例えばバーンスタインのように情感豊かな没入型ではありません(これは予想通り)。大きな感動で聴く者を圧倒することはないでしょう。一方、レヴァイン(新旧)のような美麗な管弦楽作品再現型でもありません。音響美とオケの名人技で堪能させる「耳のごちそう」でもありますまい。そしてその中間ということでもありません。この演奏は、プロ中のプロによってこの曲のあらゆる秘訣が解析され、その凄みを突きつけてくる、そんな印象でしょうか。たとえるならば、天にそびえる大教会の、建築としての構造がまずは解明され、次に(あるいは同時に)内部を構成するそれぞれの部分の役割や細部の装飾の意味が明白にされるという感じでしょうか。ウィーンフィルは充分な美感を誇りつつ、指揮者のそうしたすこぶる理知的な姿勢を、自らの誇りを示しつつ、音化しております。演奏自体の物凄さ(スーパーハイレベル)にはほとほと感心し、敬服いたしました。但し、この演奏は「頭で聴く」ものであって、「ハートで聴く」ものではないな。この曲に関しては、それではやっぱり物足りないというのも正直な感想です。さっきの教会のたとえを使うなら、建築としての意味や凄さはわかったけど、「何のためにこれを建てたの?」とか「宗教ってどんな意味があるの?」とかいうような、問いかけに応えてくれるものではないのですね。10番のアダージョも同傾向ですが、こちらはもっと耽美的な傾向が強いかな。録音はいささか鮮度不足。もうそろそろ録音から30年にもなるんだもんねぇ。1 people agree with this review
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firefox | 雷鳥 | 不明 | 27/April/2007
セサミン氏や他のHPを見て、マゼール・マラ9のDVDが欲しかった。偶然田舎の店頭に残っているものをH氏に送っていただき驚愕した。これは現代管弦楽法の極点に位置するもの凄いマラ9だ。20世紀の録音でこれに匹敵できるものは権利関係で発売されない1982.5.1のカラヤンBPOのライブだけだろう(映像あり、前日のエロイカ級の演奏です)。マゼールのはワイド画面で上質、リニアPCMだが音質は抜群。何故カタログから消えているのだろう。VPOの演奏も悪くないのだが。ねえ。0 people agree with this review
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セサミン | 水道橋 | 不明 | 02/July/2006
マーラーに「物語」を求める人は多い。応じる演奏家も多い。しかし結果多層的な音世界が単層化した演奏が多くなる。これはマーラーが使用する音言語にも関係しているので、一方だけは責められない。マゼールは音そのものの関係性で作品を処理していく。多層的な音世界での言語処理が見事だ。「物語」を好む人には物足りないだろう。このVPOとの演奏も悪くないが、バイエルンとのDVDはもっと凄い。最高の技術を持つ指揮者と当時世界最高だったオケとの見事な言語処理。こちらはマラ9最強の一枚。1 people agree with this review
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