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Ravel / Chabrier

CD Orch.works: 佐渡裕 / Concert Lamoureux O

Orch.works: 佐渡裕 / Concert Lamoureux O

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  28/November/2011

    日本人が指揮部門で優勝するケースの多いブザンソン国際音楽祭でやはり優勝している佐渡裕さん(以下敬称略)はこの音楽祭開催地であるフランスの作曲家の作品から録り出した印象があり本盤演奏録音の前にもイベールの管弦楽曲を録音しております。さて、本盤は1999年佐渡が38歳の時に本盤収録曲の大半の初演を受け持ったラムルーOを振っての演奏盤であり正直私が初めて聴く曲もあり他指揮者演奏との比較が出来ていない処もありますが全体印象としてはラテン的気質を発揮しつつ率直な佐渡の指揮にこのオーケストラが初演の誇りを保ちながら好感持って従っているという感じであります。一番ポピュラーな「ボレロ」(タイム14’50)を例にとって感想を述べますと中庸のテンポで繰り返される旋律を勢いまかせでつき進むのではなくごく自然に楷書的に展開して行き後半戦でその深く刻むダイナミックなリズムが高揚して活きた演奏かと思います。佐渡の後半での滴り落ちる汗が目に浮ぶようであります。ラムルーOによる「ボレロ」演奏盤が意外と現役には少ない?ようで、本盤演奏、貴重と言えば貴重なものとなっております。演奏なお、この「ボレロ」の初演は勿論世界初録音も1932年ラヴェル/ラムルーOによってなされているらしいです。ラヴェル「高雅にして感傷的なワルツ」(タイムは8曲通して17’22)は少し勝手が違った様な感じもあり彩り豊かなオーケストラまかせにしている様でもありました。シャブリエの狂詩曲「スペイン」(タイム6’39)もその色彩感が佐渡の発揮しどころとマッチし中々の佳演であります。同じくシャブリエの「グヴァンドリーヌ」序曲は私は初めて聴いたのですが作品として後半ワグナー風になって行く曲自体に面白く聴かせてもらいました。今年夢のBPOを振っての演奏を達成した佐渡が、まぁ、本盤解説メモに佐渡と(これも当時夢であったオーケストラ)ラムルーOとの相性等の良さが記されており話半分としても録音の良さも手伝って更に関西出身者としての頑張りに最高ランクをつけておきますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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    レインボー  |  不明  |  不明  |  19/August/2011

    佐渡裕氏が、エラートに録音した1枚で、シャブリエとラヴェルの作品を取り上げた物です。 エラートへの録音は(たしかこのCDが)三枚目だったと記憶しています、今までフランス放送フィルハーモニーを降っておられたのですが、このCDからはコンセール・ラムルー管弦楽団が演奏しています。 佐渡氏のタクトは大変情熱的で音楽が生き生きとしています。 ラムルー管もこの手の曲目は得意なのでしょう、シャレの効いた演奏です。 録音も音質も大変綺麗で、かつ今回廉価で手に入る事になったのは嬉しい。 文句なしの1枚です。

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