Complete Symphonies -Symphonies No.1-9, Adagio of No.10 : Abravanel / Utah Symphony Orchestra (10CD)
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鉄血桃太郎 | 山梨県 | 不明 | 31/October/2012
アブラヴァネルとユタ響によるマーラー第7番はその昔NHKFMで私が記憶しているだけで2回放送されている。一回目は正直言ってなにがなにやらよく分からない曲という印象だったが、この不思議な楽曲はアブラヴァネルという指揮者とともに記憶に残った。その後バーンスタインの一回目録音のLPを買って親しんだが、アブラヴァネル盤は外盤ということもあり、ついに入手することはなかった。それがここでの意外なる再会となった。正直言ってオケは超一流とは言えない(とくにテクスチュアの薄い部分でそう感じる)。しかしこの当時これだけまとまった出来映えを示した点、指揮者のみならず、オケの健闘も讃えられてよい。アブラヴァネルは高い技術を持った職人タイプとも思われるが、マーラー作品に対する思い入れや使命感もかなりのものだったろう。ただしバーンスタインに端的な、指揮者の苦悩や闘争が、作曲者のそれと共振するところから生じる濃厚で切迫した迫力はないが、多様なマーラー表現や歴史性をになったCDを求める向きには意義あるセットだと思う。とくにおすすめは第3と第9というところか。2 people agree with this review
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まーきー | 徳島県 | 不明 | 31/May/2011
昨年はマーラーの生誕150年、今年は没後100年ということでマーラー作品のリリース・ラッシュが続いている。モーリス・アブラヴァネル指揮ユタ交響楽団の演奏によるマーラーの交響曲全集が再発されたが、これがなかなか面白いのである。 アメリカのオケらしく明るい音色だが、マーラーは暗く激しく演奏するものだという了解ができたのはバーンスタイン、テンシュテットあたりからだろうか。ことさら悲劇性を強調しない明るく屈託のない演奏でありながら、優しさに満ちた演奏で、曲の構造もわかりやすい。言うなれば日常聴きに適したマーラーで、これからの蒸し暑い季節にはぴったりだろう。 マーラーが一般に演奏されるようになったのは1970年頃あたりからだが、すでに40年を経過した現在ではかつてのドロドロとしたおどろおどろしい演奏は減り、すっきりした見通しの良いものに変わってきているが、驚いたことに、この録音は1963年から1974年の間に行われている。 明るく幸せなマーラーなどマーラーではないと言う人もいようが、私はマーラーの本質を「祭りの後の寂しさ」だと考えているので、こういう演奏も○である。すったもんだの大騒ぎをし、すべてが終わった後の寂寥感。要は大騒ぎのやり方であって、いろんな方法があっていい。最後はすべてが無になるのだから。 「面白うて、やがて哀しきマーラー哉」13 people agree with this review
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馬羅 | 愛知県 | 不明 | 06/May/2011
以前全集が高かったので、ウルトラアナログの「復活」と故岡俊雄氏が高く評価していた7番だけ買いました。モルモン教の総本山での録音なので、「復活」の壮大さは比類がなく、今でもディエス・イレのドラムロールは、この録音を凌ぐ物はありません。反面、細部が大味でオーマンディの演奏と共通した聞きやすさがあり、個人的に好きです。「復活」の凄さに比べて、7番はマスターの痛みもあり、岡氏が評価したウェット感があまり感じられず残念でした。「復活」のコーダで銅鑼が聞こえないなど、使用している版にも独自のものがあるかもしれません。3番は、70年代の4CH時代にマルチCHのテープでリリースされ、高いところからと指示された児童合唱がリアCHから聞こえると評判になったので、今回安くなったので、ぜひ買いたいです。7 people agree with this review
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