Shostakovich Symphony No, 5, Takemitsu From Me Flows What You Call Time : Yutaka Sado / Berlin Philharmonic (2CD)
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 09/January/2013
2011年6月NHK/BSでオンエアーされた様に丁度50歳になった佐渡裕さん(以下敬称略)が子供の頃からの夢を実現させるBPOを指揮しての定期演奏会デビューはヨイショ記事の面はあるにしても「BPOを本気にさせた」大勝利に一段落したのですが本盤はその演奏会ライブを収録しているのにその聴衆の拍手.歓声等雰囲気がカットされているのが先ず残念と思いました。演奏自体は先ずショスタコーヴィッチ交響曲第5番(タイム@17’38A5’44B15’11C11’27)はマァマァの仕上がりでこの曲自体が誰がどう振ってもある程度の演奏効果を上げ易い事もあるのですがBPO演奏は珍しい事が第一に注目しました。この曲のリハーサル冒頭BPOメバーから3・11大震災に対して見舞いメッセージを受け取った佐渡は緊張もし遠慮するところも無きにしも非ずといった具合で正直BPO側も新人指揮者の為に演奏してやろうという様子すら先のNHK番組で見て取れました。しかし彼はそのメンバー連中に心底アプローチし本番出来上がりは全体ライブ故の若干のアンサンブル乱れはあったにせよ時折曲に挿入されるVソロを務めたコンサートマスターの樫本(当時33歳)のサポートもあり神経の行き届いた感じになっておりました。第1楽章、第2楽章はややゆったり目な毒のない運びでBPOのサウンドが発揮されます、寂寥感がこみあがる様に表現された第3楽章を経て最終楽章はスタートはやや速めに動き〆に向かっては見得を切る如くどっしりティンパニーを強調してゆっくり閉じられます。もう少し起伏感があってもと勝手に思った最終楽章ではありましたが聴衆の拍手・スタンディングオーベションが入っておればCD聴く側も引きずられたかもしれません。もう一つの曲 武満徹の「5人の打楽器奏者とオーケストラの為の〜フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」(トータルタイム31’02)は日本人指揮者しか振れない静謐な曲という感覚もあったのでしょう、BPO選抜メンバー(来日デ馴染みのフルートのE..パユ他)も流石佐渡にある敬意を持っての演奏だったのでしょう。勿論私も初めて聴いた曲なのですが武満独特の東洋的水墨画的世界が展開され私も時々ブラつく佐渡の出身地 京都の竹林や厳しい日本庭園の映像のバックに流れるのに相応しいその緊迫感は息詰まりそうでもありました。ベルリンフィルハーモニーホールの五角形に合わせた様にネクサスを構成する人数である「五」を基数に置いての曲でもあり水・火・大地・風・空を象徴して5人の管楽器奏者は青・赤・黄・緑・白上着で演奏しているらしく、この辺りはどうも視覚に訴える要素が大きくDVDで見たらより意図が掴めるのではないかと思った次第です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)1 people agree with this review
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ダルマ人間 | 茨城県 | 不明 | 25/June/2012
レンタルで聴いただけだが、タケミツ作品をこのような形で取り上げてくれたことに感謝。ほとんど聴いたことのない作曲家だったけども、この素晴らしい美演を通じて魅力に触れることが出来たから。オケのほうも、あまりやったことのない曲だったと思うので好奇心からか意欲的だったのではないか。佐渡氏はこの曲が広く世に知られることに貢献してくれた。武満作品をもっと聴きたいと思った。さて、本当は(ショス)タコの5番を目当てにしていたのだが、こちらはあまり感心しなかった。いわくのつきまとう曲だが佐渡氏は直球のスタイルなので、オケの方にも身を捨てるような燃焼度を期待したかったが、やはりそこはベルリンフィルらしくどこか一歩下がって醒めたところが残っていたように思う。初めての顔合わせなので冷静に指揮者についていこうとはしていると思うけど。無論凄みも表現の幅も爆発力も十分な一級品の演奏ではあるのだが…献身度的には明らかにタケミツの時ほうが上では?演奏も若干荒っぽいところがみられたのがとても残念だ。オケになめられているようにも感じてしまって気分が悪かった。佐渡氏が本気なだけに。よってタケミツ5点、タコ3点。佐渡氏が今度また呼ばれることを願って。ブルーレイ購入予定。1 people agree with this review
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tbo | 不明 | 不明 | 10/July/2011
ひとまずはデビュー公演の成功に対しておめでとうと言いたい。ベルリン・フィルは、熱心に、渾身の力で演奏しているように見受けられる。ここに、新人(もちろんベルリン・フィルにとって)の佐渡を舐めるような態度は全く無い!佐渡もオーケストラとよくコミュニケーションをとり、しっかりドライブしているようだ。武満徹の『フロム・ミー・フロウズ・ホワット・ユー・コール・タイム』について、この曲は私は初めて聴くのだが、なかなか面白いし、良い演奏だと思った。ショスタコーヴィチの交響曲第5番については、その曲想からしても深みや凄み、訴求力というものがもう一つ欲しくなる。これは今後に期待といったところで、この公演の成功を受けて、再びの客演そして更なる活躍を願いたい。コンサートマスターを務める樫本君も写っているジャケットはカッコよく、また日本人としては嬉しく誇らしくなってしまうものである。2 people agree with this review
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おたふくかぜ | 熊本県 | 不明 | 10/July/2011
いいじゃないですか、ショスタコーヴィチ。そもそも「ショスタコーヴィチだから苦しまねばならない音楽」にしなければならない理由は?苦しんだらそれでいいのか。それ以前にショスタコーヴィチの苦しみとは、一体?しかも誰がそれを分かち合い再現可能なのか。音楽の使命は苦しむことではない。少なくとも、音楽の唯一の目的ではない。インバル、ビシュコフ、ゲルギエフなどと共に評価します。3 people agree with this review
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あまでうす | 神奈川県 | 不明 | 18/June/2011
まず武満徹の「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」ですが、これが今まで誰からも聴かされたことのない希代の名演奏でした。 指揮者がなにかを意図的に仕掛けた形跡はまったくなく、ただ作曲者が楽譜に記したとおりを、素直に朴訥に音にしていったに過ぎないのですが、ベルリン・フィルの奏者、とりわけ5人の打楽器奏者の妙技が、武満の音楽の特異性と素晴らしさをいやがうえにも引きだして、最後にカラヤンサーカスの天井に吊るされた鐘が天国からの妙音を降らせる箇所では涙が出てくるほどの名演でした。 バッハやベートーヴェンなど西欧の音楽家が、「存在を沈潜して神の前での無に終わる」という音楽を書いたのに対して、武満は、「空無から出発して宇宙的存在に至る」という、それまでとはベクトルが180度異なる革命的な音楽を創造したのですが、そのことの意義をものの見事にあきらかにした奇跡的な演奏でした。 けれども次のメインの曲、ショスタコーヴィッチの二短調作品47の交響曲は、ベルリンフィルの献身に支えられた熱演とはいえ、何の感銘も感動もない凡演、と言って悪ければ、普通の演奏でした。 指揮者が曲の核心に第3楽章を据えたのは正解ですが、どのような思いで作曲者がこの悲痛なラルゴを書いたのか、その意味がよく分かっていない、あるいはそういうところまで遡って曲想を鋭く抉ろうとする意思が、この指揮者には(にも)ないようです。 彼の師匠であるバーンスタインも、ショスタコーヴィッチの生と思想に想像力を巡らせることなく、ただ音響のみが乱高下する大力演を残していますが、ことこの作曲家の演奏にかんしては、いま流行の純器楽的解釈で臨むのは、よいアプローチとはいえないのではないでしょうか。8 people agree with this review
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七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 01/June/2011
フライングで失礼。ライヴでご覧になった方もおられるのでしょうが、これは楽しみ。しかし、武満のこの作品こそマルチチャンネルでしょう。SACDでないのが残念。あと、ひとつのコンサートを収めたということだから、Blue-RayとDVDで出ないかなと思う。3 people agree with this review
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