Piano Concertos Nos, 1, 2, : Barenboim(P)Nelsons / Staatskapelle Berlin
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eroicka | 不明 | 不明 | 13/November/2011
バレンボイムのソロは相変わらずクオリティが高いが、普通のショパン弾きとはかなり違うテンポ・ダイナミックスで新鮮とも異形とも映り、好みは分かれるだろう。私は正直、最後まで違和感がぬぐえず、当分は再びこの盤を聴く気にはならないだろう。特筆すべきはネルソンズの指揮だ。このつまらないオケ伴奏を深刻になりすぎず、才気煥発、生き生きと表現しており、侮れない。最近のDGはポリーニとティーレマンの共演など奇に走りすぎる企画倒れが多いような気がする。かつてはカラヤン・ベーム・アバド・バーンスタインを擁した最強レーベルなのだから、今の担当者たちは好みが多様化する時代とはいえ、マーケットリサーチをサボっているとしか思えない。プロが好むものと一般のファンが好むものは違うとわきまえてほしい。4 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 05/May/2011
バレンボイムのDGへの移籍第1弾となったCDの登場だ。本CDにおさめられた曲目は、生誕200年を記念したショパンのピアノ協奏曲第1番及び第2番である。バレンボイムと言えば、ピアニストとしてはベートーヴェン弾きやモーツァルト弾きのイメージが強く、しかも近年では指揮者としての活動(それもドイツ音楽がレパートリーの中心)が目立っていることから、DGへの記念すべきデビュー盤がショパンの楽曲であるというのは、ショパンイヤーであることに鑑みても、大変意外であるというのが正直なところであった。確かに、本演奏で聴くショパンは、他のピアニストによる同曲の演奏とは一味もふた味も異なっていると言える。ある意味では、ベートーヴェン風の重厚なドイツ風のショパンと言えるところであり、一音一音を揺るぎない力強い打鍵で弾き抜いていくピアニズムは、あたかもベートーヴェンのピアノ協奏曲を弾いているような趣きがあると言っても過言ではあるまい。それでいて、両曲の緩徐楽章における情感の豊かさは美しさの極みであり、表現力の桁外れの幅の広さは、さすがはバレンボイムであると言える。いずれにしても、本演奏はショパンのピアノ協奏曲の演奏としては異色の部類に入る演奏ではあると言えるが、立派さにおいては比類がない演奏でもあり、ショパンの音楽を陳腐なサロン音楽と批判する者に対しては、強烈なアンチテーゼとなる演奏であるとも考えられる。私としては、ショパンの音楽をベートーヴェンの音楽の次元にまで高めることに成功した素晴らしい名演と高く評価したい。そして、バレンボイムの重厚なピアニズムをしっかりと下支えしているのが、気鋭の若手指揮者であるネルソンスと、バレンボイムの手兵でもあるシュターツカペレ・ベルリンによる名演奏だ。このコンビによる爽快ささえ感じさせる演奏は、とかく重厚で重みのあるバレンボイムのピアノ演奏に、適度なあたたかみを与えていることを忘れてはならない。録音もSHM−CDによる非常に鮮明な高音質であり、本演奏の価値を高めるのに大きく貢献していると言える。7 people agree with this review
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