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Bach (1685-1750)

CD Johannes-Passion : Schreier / Staatskapelle Dresden, R.Alexander, Lipovsek, Bar, R.Holl (2CD)

Johannes-Passion : Schreier / Staatskapelle Dresden, R.Alexander, Lipovsek, Bar, R.Holl (2CD)

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    Semper  |  東京都  |  不明  |  22/October/2015

    ここで名唱を聴かせているライプツィヒ放送合唱団(現在はライプツィヒMDR放送合唱団)はヘルベルト・ケーゲルの指導下で頭角を現して以来、欧州を代表する合唱団の一つとして今日においても揺るぎない地位にあります。これに並ぶ団体は同じドイツのバイエルン放送合唱団と、E.エリクソンが育成したスウェーデン放送合唱団の2つくらいでしょう。イタリア的な豊かな声による洗練されたサウンドと、ドイツ的な構築性を高い次元で両立するバイエルン。透明感の高い響きと驚異的な精度のハーモニー(だたしエリクソン指揮のアルバムに限る)を聴かせるスウェーデン。この2つの優秀なライヴァル団体に比べてライプツィヒのサウンドは、教会の聖歌隊を思わせるドイツ伝統の鄙びた柔らかいサウンドであり、聞き手の耳を強く惹きつける要素はありません。この団体の優秀さは総合的な音楽的能力の高さにあります。内声部を基軸とする精妙なハーモニー、対位法における各声部間の完璧なアンサンブル、全ての歌詞が完全に聞き取れる明晰なディクション、常に柔らかさを失わないフレージング。要するに楽譜に書きつけられた作曲者の要求を極めて高い次元で実現できる合唱団なのです。楽譜を読みながらこの団体の演奏を聞くとその能力の凄さがわかります。録音においてもしばしば共演しているシュターツカペレ・ドレスデンに共通する音楽的な質の高さと言えるでしょう。学生時代以来30年に及んでこの合唱団を聴き続けていますが、バロックから中期ロマン派の合唱作品におけるこの団体の演奏は常に最高水準と呼ぶべきレベルにあり、特にバッハをはじめとする対位法合唱曲の演奏においては、もはや神業としか言いようが無い演唱で他の追随を許さない高みにあります。本盤はこの合唱団の能力が最大限に発揮された貴重な録音であり、この曲の愛好家の方や合唱を勉強する方には必聴のアルバムと言えましょう。

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