Piano Concertos Nos, 1, 2, 4, : Ikuyo Nakamichi(P)P.Jarvi / Deutsche Kammerphilharmonie (2SACD)
Customer Reviews
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ニャンコ先生 | Tochigi | 不明 | 16/May/2013
新解釈や新奇な仕掛けは全くないが、聴いていて実に楽しい演奏である。録音も極上だ。なにより、こちらの06年録音の3曲は、ピアノと管弦楽のミキシングのバランスが適切で、ピアノと各パートの親密な対話が聴きとれるのがよい。ここで完成した全集を突破口にして、ピアノソナタ全集も世界市場向けにRCAレーベルから適正な価格で発売してほしいものだ。日本人だけが聴いているのはもったいない世界屈指のベートーヴェン演奏なのだから。4 people agree with this review
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Vigore | 兵庫県 | 不明 | 09/October/2011
第3番、第5番『皇帝』と同様にP.ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルとぴったり息が合っている。スタインウェイの魅力もあり、仲道郁代のベートーヴェンには圧倒される。これ以上の演奏、音質は望めないだろう。2 people agree with this review
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ぶちいぬ | 宮城県 | 不明 | 09/March/2011
このSACDに先んじてリリースされた「皇帝+三番」を聞いて、すっかり仲道さんのファンになってしまったという方がレビューを書き込んでおられましたが私も同じくです。予約して発売と同時に購入したのですが、期待に違わない素晴らしい演奏です。 仲道さんのベートーヴェンピアノ協奏曲全集、ぜひSACDでインターナショナルリリースして、「日本に仲道郁代あり」と世界に知らしめて欲しいものですが・・・5 people agree with this review
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I amSterdam | 東京都 | 不明 | 07/February/2011
仲道郁代とパーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルハーモニーという理想の顔合わせで実現した、極上の演奏です。オーケストラはもちろんのこと、仲道郁代もまたピリオド・アプローチを的確に踏まえて、両者の呼吸はぴったりと合っています。聴いていて理屈抜きに愉しいと言うところが嬉しい。このコンビではだいぶ以前に発売された第5番&第3番のアルバムがあり、そちらですっかり魅了されていたのでしたが、残りの3曲が発売されずにいたため、レコーディングが頓挫したものと諦めていただけに、歓びもひとしおです。ここでの一番の魅力は、演奏者が愉しんで音楽をしているのがストレートに伝わってくると言うところでありましょう。それを際立たせているのがピリオド・アプローチ。それは重厚でしかつめらしいベートーヴェンでは聴くことのできない魅力もあります(ちょうど内田光子がザンデルリンクの指揮で堂々たる体躯のベートーヴェンを録音したのとは好対照をなしている)。仲道郁代のベートーヴェン、あるいは近年よく弾いているモーツァルトなどで垣間見せる古典への探求心には頭が下がります。そうした探求心が彼女をしてこれほどのベートーヴェン奏者ならしめているのでありましょう。いずれにせよ、日本のピアニストがピリオド・アプローチでベートーヴェンを弾きこなすようになったことを示す画期的なアルバムであることに間違いはありますまい。3 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 06/February/2011
録音は今から約4年前のものであるが、素晴らしい名演だ。本盤の2年前に録音されたピアノ協奏曲第3番&第5番も、録音の素晴らしさもあって、至高の名演であったが、本盤もそれに勝るとも劣らない名演揃いであると言える。ヤルヴィは、手兵ドイツ・カンマーフィルとともにベートーヴェンの交響曲全集の名演を成し遂げているし、仲道郁代は、ベートーヴェンのピアノソナタ全集の名演を成し遂げている。その意味では、両者ともにベートーヴェン演奏に多大なる実績を有するとともに、相当なる自信と確信を持ち合わせて臨んだ録音でもあり、演奏全体にも、そうした自信・確信に裏打ちされたある種の風格が漂っているのを大いに感じさせる。オーケストラは、いわゆる一部にピリオド楽器を使用した古楽器奏法であり、随所における思い切ったアクセントや強弱の変化にその片鱗を感じさせるが、あざとさを感じさせないのは、ヤルヴィの指揮者としてのセンスの良さや才能、そして芸格の高さの証左と言える。第1番は、第1楽章冒頭をソフトに開始。しかしながら、すぐに強靭な力奏に変転するが、この変わり身の俊敏さは、いかにもヤルヴィならではの抜群のセンスの良さと言える。仲道のピアノも、透明感溢れる美音で応え、オーケストラともどもこれ以上は求め得ない優美さを湛えていると言える。それでいて、力強さにおいてもいささかも不足もなく、ヤルヴィも無機的になる寸前に至るまでオーケストラを最強奏させているが、力みはいささかも感じさせることはない。第2楽章は、とにかく美しい情感豊かな音楽が連続するが、ヤルヴィも仲道も、音楽を奏でることの平安な喜びに満ち溢れているかのようだ。終楽章は一転して、仲道の強靭な打鍵で開始。ヤルヴィもオーケストラの最強奏で応え、大団円に向かってしゃにむに突き進んでいく。後半の雷鳴のようなティンパニや終結部の力奏などは圧巻の迫力だ。それでいて、軽快なリズム感や優美さを損なうことはなく、センス満点のコクのある音楽はここでも健在である。第2番は、第1楽章冒頭の何という美しさ。特に、弦楽器のつややかな響きには抗し難い魅力がある。仲道のピアノも、実に格調高く、強靭な打鍵から繊細な抒情に至るまで表現の幅は著しく広い。そして、ヤルヴィと仲道の息の合った絶妙なコンビネーションが、至高・至純の音楽を作り出していると言える。カデンツァの格調高い堂々たるピアニズムは、仲道のベートーヴェン弾きとしての円熟の表れとして高く評価したい。第2楽章は、第1番の第2楽章と同様に、とにかく美しいとしか言いようがない情感豊かな音楽が連続する。仲道の落ち着き払ったピアノの透明感溢れる美しい響きには、身も心もとろけてしまいそうだ。終楽章は、疾風の如きハイスピードだ。それでいて、オーケストラのアンサンブルにいささかの乱れもなく、仲道の天馬空を行く軽快にして典雅なピアノとの相性も抜群だ。終結部の若干テンポを落とした終わり方も、センス満点である。ピアノと管弦楽のためのロンドは、あまり知られていない作品ではあるが、ヤルヴィや仲道の演奏を聴いていると、実に魅力的な作品に変貌する。両者の相性の良さが演奏全体を支配しており、緩急自在のテンポ設定といい、強弱の思い切った変化といい、ヤルヴィも仲道も、それぞれが自由闊達な表現を行っているのに、音楽全体の造型がいささかも弛緩しないのは驚異的な至芸と言える。そして、第4番であるが、第1楽章は、これまでの諸曲と異なり、実に巨匠風の重々しさで開始される。仲道の落ち着き払ったピアノもそうであるし、ヤルヴィの雄渾な指揮ぶりもそうだ。それでいて、時折聴くことができる仲道の透明感溢れる繊細で美しいピアノタッチが、そうした重々しさをいささかでも緩和し、いい意味でのバランスのとれた演奏に止揚している点も見過ごしてはならない。第2楽章は、さらに重々しく、あたかもベートーヴェンの心底を抉り出していくような深みは、我々聴き手の肺腑を打つのには十分だ。そして、終楽章はやや早めのテンポで進行し、これまでの諸曲を凌駕するような圧倒的なダイナミズムと熱狂のうちに、全曲を締めくくるのである。録音についても触れておきたい。前作の第3番&第5番も同様であったが、本盤は、他のSACDでもなかなか聴くことができないような鮮明な極上の超高音質録音である。しかも、マルチチャンネルが付いているので、音場の拡がりには圧倒的なものがあり、ピアノやオーケストラの位置関係さえもがわかるほどだ。ピアノの透明感溢れる美麗さといい、オーケストラの美しい響きといい、本盤の価値をきわめて高いレベルに押し上げるのに大きく貢献していると評価したい。ライナー・ノーツの平野昭氏による解説も素晴らしい。最近のライナー・ノーツは、経費節減という側面もあるのだろうが、粗悪で内容の薄いものが氾濫している。その意味では、本盤の平野氏の詳細な演奏内容の分析を加えたライナー・ノーツは、そうした嘆かわしい傾向に一石を投ずるものとして高く評価したい。6 people agree with this review
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