Fritz Kreisler Hohepriester Mit Seele -Kreisler, Beethoven, Grieg, Brahms, Schumann, etc (10CD)
Customer Reviews
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kuro450 | 石川県 | 不明 | 19/October/2014
クライスラーの録音はボックスセットを含めていくつも発売されていていろいろ買って聞き比べましたが,このセットがあれば個人的には十分です。クライスラー自作曲や編曲作品、3大ヴァイオリン協奏曲を含む協奏曲集,ベートーヴェンのヴァイオリンソナタの全曲集,ラフマニノフと録音したシューベルトとグリーグのヴァイオリンソナタ,これらクライスラーの主だった録音を1000円そこそこの値段で手に入れることができます。 ただ,複数回録音されたものは基本的に新しい方が収録されているためこのセットはキャリアの後半に録音されたものが中心となっています。この辺は好みが分かれるかもしれません。4 people agree with this review
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千葉のアリアドネ | 千葉県 | 不明 | 25/February/2012
20世紀のヴァイオリン演奏史を語るうえで、クライスラーははずせないと言われるが、私は自作自演を少々聴いた程度で、ポルタメントのきいた甘美な演奏をする古いタイプの名人位にしか考えていなかった。しかし今回、自作は勿論、3大協奏曲はじめ色々な曲を聴き、今更ながらヴァイオリン界における一大巨人であると認識を新たにした。と同時にヴァイオリンの魅力とは何か、現代の演奏が失っているものは何か等深く考えさせられてしまった。協奏曲ではメンデルスゾーンやブラームスとの適性は想像できたが、予想外にベートーヴェンが素晴らしかった。確かに叙情的ベートーヴェンではあるのだが、クライスラーの演奏は気品、雅味のある歌いまわしに絶大な魅力があると同時に、力強さをも兼ね備えており(人々を魅了したその音色については今では完全に味わうことは不可能だが)、実に魅力的な演奏となっている。メンデルスゾーンは、聴いているとまさにクライスラーのためにある曲のごとく思えてくる。正直「苦手な曲」だったのに購入以来何度聞いたことか。絶えざるロマンの息吹、ある種の官能性と「人なつっこさ」に陶酔感すら覚え、再びCDに手が向かってしまう。当セットで3大協奏曲は35年、36年盤が用いられており、ブレッヒ指揮の26、29年盤を推す向きもあることから、Naxos盤(ベートーヴェン、メンデルスゾーン)を購入して聴き比べをした。やはり51歳と61歳の差なのか、力強さ、芯の通った感じは26年盤が勝るものの、30年代の盤はクライスラー節満開との感もあり、好き好きといって良いのではないか。音質面ではNaxos盤はマーク・オバート=ソーンの丁寧な復刻だが、こちらも聴きやすく、10年の差は特にオケの鮮明度に明らかだ。グリークのソナタはラフマニノフ、バッハの2重協奏曲はジンバリスト、若きバルビローリの指揮など共演者についての興味もつきず、正に価千金のセットである。ヴァイオリンを愛する全ての人に強くお薦めしたい。6 people agree with this review
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雪国の人 | 北海道 | 不明 | 26/February/2011
一通り聴いて見て思いのほか音質が良好なことに驚いた。たしかに70年以上前の録音なので、協奏曲の演奏ではオケとソリストのバランスが悪いがそれは致し方ない。ボックス全体を俯瞰すると、オケのバス声部もしっかり鳴っていて、伴奏を担うピアノの細やかな表現も拾えており、決して高音域ばかりがキンキンとうるさいうわ擦った録音ではない。リマスターを施したエンジニアに敬意を表したい。最近主流のピリオド演奏からはかけ離れた演奏(ポルタメントが当然のように用いられている!!)ではあるが、作品と聞き手を包み込むような大きな愛情を感じる演奏であり何だか言葉で表せない普遍性を感じる。これが芸術だ!!と言わんばかりであるが、決して押し付けがましいものではなく全ての音が自然に流れてゆく。現在のピリオド楽器による演奏が70年以上経った後にどのように受け入れられるかは知る由もないが、現代人がクライスラーの演奏を聴いたときほどの感動は得られないのではないだろうか。なぜならピリオド演奏は、もちろん全てではないが多くの場合「学問的」側面が強いからである。何百年も前の芸術が未だに多くの人を感動させるのに対して、学問とは何百年も経てば大きく進歩して変質するもの。ピリオド演奏全盛の今こそ、クライスラーの演奏からより多くの何かを感じられるし、感じることでピリオド演奏を見つめ直す契機にしなくてはならないと思う。16 people agree with this review
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