反音楽史 さらば、ベートーヴェン 新潮文庫
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 01/October/2011
ああ、なるほど、これは面白い本です。我々が学校で習い、なんとなく常識化している「ドイツ中心(優越)」の音楽史が、いかに偏ったものであるか、たっぷりと教えてくれます。それも、ある程度クラシックを聴き続けて作曲家の名前とかに心当たりがいろいろあると、「確かに言われてみればそうだよね」と納得することしきり。美術と同様、イタリアの栄光はまさしく正しく評価され、知られて当然でありましょう。あらためて、イタリアの作曲家たちの作品、とても聴きたくなります。但し、音楽史叙述における「ドイツ中心主義」の跋扈という問題と、ではドイツ流「重厚長大」音楽が魅力に乏しいのかということとは、また別の話。シューマンのご大層な主張とは別に、ブラームス、ワーグナー、ブルックナー、マーラーらが、各自の想念と強烈な個性とを思う存分楽曲に注ぎ込んで強烈無比な作品を作り上げ、現代人がそれに大いに魅かれているという事実もまた確かにあります。ですから、イタリアの復権は全く正しくその通りでありましょうが、ドイツの音楽そのものの「魅力」もまたあらためて語られるべきではないかな、という気も少しいたします。でも、大いに学ぶところのある本です。ぜひ、手に取ってみてください。0 people agree with this review
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