Wozzeck : C.Kleiber / Bavarian State Opera, T.Adam, W.Fine, Uhl, Paskuda, etc (1970 Stereo)(2CD)
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Deadman returns | 埼玉県 | 不明 | 13/November/2010
第1幕冒頭の2小説半が完全に欠落している。録音も一応はステレオであるが、音像が定まらず、素人がテレコを持ってうろうろしながら録音したような至ってお粗末なもの。ドロップアウトの量も半端ではない。歌唱の方もタイトルロールのテオ・アダムやクライバーのお気に入りだったウェンディ・ファインを含め、取り立てて特筆するような出来ではなく、オーケストラもミスだらけである。ということで、本来ならば「欠陥商品」「価値なし」と一刀両断したいところだが・・・。しかし、しかしである。この劣悪な条件の中で聴こえてくる音楽のなんと雄弁で血の通ったものであることか! この20世紀屈指の名作オペラにおけるオーケストラの役割や意義を、ここまで突き詰めて提示してくれた演奏はなかった。例を挙げればきりがないが、ひとつ挙げれば第3幕第4場の結尾部分を他の演奏と比較してみていただきたい。ここは単なるカエルの鳴き声の描写なのだが、続くニ短調の間奏曲へのブリッジとしての意味をこれほど明らかに伝えてくれた例はない。カルロス・クライバー。本物の天才である。4 people agree with this review
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