太陽の塔  |  大阪府  |  不明  |  17/December/2010

このジャケを初めて見た時、リンキンが新しい世界に足を踏み入れたと確信した。確かにリンキンにとっては新しい世界だったのかもしれない。でも僕が描いた世界はこれじゃない！およそ４８分収録のうちチェスターの激しいヴォーカルがどれだけ聞けただろう...レディオヘッドやレッチリの様な時代時代に常に変化を遂げていく柔軟性に飛んだバンドもある。それと反対にAC/DCやイングヴェイなど己の音を貫き通す不器用な男達もいる。個人的にはリンキンパークは後者であって欲しかった。賛否両論、物議を醸し出す問題作には間違いない！

 

ヒーロー  |  神奈川県  |  不明  |  15/October/2010

待望のLinkinの新作。今はブラックミュージックのファンだが、彼らのアルバムにはいつもワクワクしている。結論から言ってしまうと、今作は並のアルバムだ。もはやミクスチャーロックを完全に消化してしまったリンキンに、再びミクスチャーロックを期待することは難しいし、彼らもすでに別次元のロックを探求している。しかしながら、今作は効果的でないインストが多々収録されており、アルバムに無駄な間延びを与え、曲数に比べて実質的な歌ものが極端に少ないという、聴き手を裏切るような（あくまで個人的にだが）構成になっている。もちろん彼ららしい秀逸な曲も収録されているが、これまでの作品ほど多くはない。さすがに4作目ともなると、クオリティー、アイデア共に維持するのが難しくなるんだなと思わされるような作品でもある。いずれにしても、リンキンは好きなバンドなので、次の作品にも期待したい。