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Bruckner (1824-1896)

SACD Symphony No, 8, : Skrowaczewski / Yomiuri Nippon Symphony Orchestra (2SACD)

Symphony No, 8, : Skrowaczewski / Yomiuri Nippon Symphony Orchestra (2SACD)

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  • ★★☆☆☆ 

    nexus  |  東京都  |  不明  |  09/October/2010

    スクロヴァチェフスキーの常任指揮者退任演奏会の録音。この前後にインバルが都響でこの曲の第1稿を振り、その数日後には横浜でティーレマンがミュンヘンフィルでこの曲を披露した。私はインバルは生で聞けなかったが、他の二つは聞いた。なお、読響の前の常任のアルブレヒトもこの曲を締めくくりに退任したので読響に取ってはゆかりの深い曲である。 さすがにSACDということもあり実際に聞いた会場での印象(2階席脇)とはだいぶ印象が違い、細部まで見渡せる録音だ。ただ、それだけにアンサンブルの齟齬が露呈したり、音が不安定になってしまっている。コーダ周辺ではオケが気後れして、つぎはぎだらけという印象も否めない。ミスターSの要求するブルックナーは従来の巨匠風とはだいぶ違う。一言でいえばかなりユニーク。曲の解釈はかなり挑戦的である。クライマックスがしっかりと決まり、スケールの大きなブルックナーを期待する向きにはこのCDの演奏はまったくお勧めできない。音の絵の具でキャンバスを塗りたくるという感じでもない。このアプローチが成功したと感じるかどうかは聞き手の好みによって二分されるだろう。私にとってはこの演奏は明晰さを求めすぎているように感じられた。私はどちらかといえばブルックナー演奏にはあまり冒険を求めない方だから、読響の演奏ではどうしてもアルブレヒト時代を評価してしまうが、1923年生まれの高齢ながら予定調和に陥らず、常に刺激を求める指揮者の姿勢は買いたいと思う。

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