Symphony No, 5, : Mravinsky / Leningrad Philharmonic (1973.5.3)
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シアリル | 岡山県 | 不明 | 25/September/2011
初めてムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの演奏でこの曲を聴いた時(84年のライヴ)、本当に勝利の交響楽のように聞こえてびっくりした経験がある。ただしそれは、社会主義イデオロギーの勝利というよりは、「私たちはまだ生きている、さあ歩まねばならない」みたいな勝利。73年のこの録音でも、印象はあまり変わらない。 音質がすばらしく、同年の日本ライヴ(SACDではなくてCDの方)や、リハーサル集に含まれていたCDでは抜け落ちてしまっていた「何か」がしっかり記録されているように思う。今後、既出の他音源についても、このレベルのマスタリングがなされれば嬉しい。ただ、私も、4楽章の録音は素直に全集のセッション録音と同じ音源を使用すればよかったのに、と思う。それで再発されたら買い換えようかな。0 people agree with this review
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なおぷー | 新潟県 | 不明 | 15/August/2010
この演奏は1973年5月3日のものと記載されているが、既発売の「リハーサル集」CD9枚組に収録されている同日の演奏(CD No.7)とは第4楽章の演奏が異なる。私が調べた限りでは、この第4楽章は1973年4月26日のリハーサル演奏(リハーサル集CD No. 3に収録)を継ぎ合わせて作成したもののようだ。恐らく、5月3日の第4楽章で中間部のホルンが音を外しているので、それを繕うために音源を入れ替えたのだろう。しかし、今度はトランペットのソロが音を外しているし、後半で団員によると思われる咳などのノイズが多く聴かれ、録音に対する集中力がやや甘いような印象を受ける。事実、ムラヴィンスキー自身、この演奏が気に入らなかったらしく途中で指揮を止めているのである。この音源を編集して採用したのは私は不満である。全体としての出来は5月3日の第4楽章の方がよいと思う。6 people agree with this review
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