Mathilde von Guise : Talpain / Solamente Naturali, Gailite, Philippe Do, etc (2008 Stereo)(2CD)
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nipoli | 大阪府 | 不明 | 02/October/2010
珍しい曲目もさることながら、同時代楽器による素晴らしい演奏であったので、18-19世紀のオペラ愛好家のみならず古楽ファンに推薦したく思う次第である。 ハイドンの弟子フンメルは、1804年に彼の後任としてアイゼンシュタットのエステルハージ宮廷の楽長となり、オペラ、ミサなど大作を続けて発表するが、ウィーンに足繁く通ったこともあって1811年に宮廷との契約を打ち切られることになる。 この作品は、その直前、1810年3月26日にウィーンのケルントナートーア劇場で初演された作品《マティルデ》を基にするものであるが、本録音では、1821年2月17日にワイマール宮廷劇場で初演された自身によるイタリア語による「改訂版」が用いられている。 この改訂稿は大成功をおさめ、1823年にはペータース出版よりピアノリダクション楽譜(こちらはフランス語のまま)も出版されフンメルの代表的オペラとなるが、1833年のベルリンでの再演以後、今回の復活上演まで全く忘れ去られてきた作品である。 台本は、1808年、パリで上演されたフランス語による3幕のオペラ・コミーク《Mademoiselle de Guise》(ソリエ作曲、メルシエ=デュパティ台本)を下敷きにするものであり、劇的な盛り上がりには欠けるものの手堅くハッピーエンディングへと導く「歴史喜劇」である。 「フランスのグイーズ公爵家の姫マティルデは、ボーフォール伯爵を愛しているものの、兄の公爵のよってポーランド王と結婚させられそうになっている。もっとも、ボーフォール伯爵はグイーズ公に仕えているその身分からも、そして男爵令嬢から愛されていることからもマティルデと結婚できる見込みはなかったのではあるが。 喜劇的な役柄のニコロ(兵士でのちマティルデの庭師)、そしてクラウディーナ(ニコロの娘)とヴァレンティーノ(クラウディーナと後に結婚)の小エピソードを挟みつつ、最終的に、フランス王がボーフォール伯爵の戦場での勇敢さを認めることで、マティルデの兄を説得し、マティルデとの結婚を果たすことになる。」 フンメルの作風は、ケルビーニ、初期スポンティーニ、初期ロッシーニ的、あるアリアはモーツァルト風で、非常に楽しめ、管楽器の用い方もアンサンブルも効果的である。また序曲も、1810年ウィーン版と、1821年ワイマール版両方が収録されており心憎い限りである。 演奏にあたった歌手については、De gustibus non est disputandum の立場につき各々実際に聞かれて楽しまれたい。 なお、指揮者タルパインによる詳細なブックレットは大変有用であったが、歌詞については本復活上演に合わせて新たにイタリア語訳されたこともあり、同封されていない。3 people agree with this review
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