Piano Sonata, 13, 14, Etc: S.richter
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eroicka | 不明 | 不明 | 06/May/2012
テンポが遅く表現が大仰でものものしいという声も出そうだが、個人的には愛着の強い一枚。大仰なだけではなく、実は繊細なニュアンスに富んでいる。シューベルトのピアノ作品に漂う死神の影と欝に陥りそうな深いメランコリーに開眼させてくれた演奏の1つ。この頃聴いたリヒテルやルプー、ブレンデル、アラウの演奏に(偏ったものかもしれないが)シューベルト観を育ててもらったといっても過言ではない。このCDは1979年2月1日と7日に東京の厚生年金会館と東京文化会館であった来日公演の記録。一連のライヴLPが翌年ごろ発売になって話題になったのを覚えている。当時2500円のLPが今、800円程度のCDとは、隔世の感だ。アンチ・リヒテル以外なら、聴いていない人は是非聴いたほうが良い。当時のリヒテルは毎年のように来日していて、その多くはLP・CD化されたり、FMやテレビで放送されたが、多くは廃盤やお蔵入りだなるべく多くの音源を再発売することが巨匠の再評価につながるはずだ。リヒテルは個人的に生でききたかったのだが、なかなか機会が無く、最後の来日時は切符が取れたのに、リヒテルの急病で聴けずじまいになってしまった。リヒテルが演奏会でそうしたように部屋を暗くして、このCDを聴いていると、その場にいたら緊張感で金縛りにあっただろうとさえ思える瞬間がある。盛大な拍手を送る聴衆が実にうらやましい。こうした音楽の神が降臨するような演奏会に邂逅できなくなったのは馬齢を重ねて感性が鈍磨したせいなのか、それともそうした演奏会が少なくなったのか。6 people agree with this review
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