Carmina Burana: Harding / Bavarian Rso & Cho Petibon Bunz Gerhaher
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 07/December/2010
2010年ライブ録音で今後嘱望される若き指揮者の一人ハーディングによる大曲です。独唱者、各合唱団、オーケストラという大所帯をよくコントロールして大きな破綻もなくオーソドックスに曲を進め25節27曲をタイム61’15で過不足なく適度なスケール感を維持して終えます。この曲と言えばどうしてもヨッフム盤を思い出しますがとにかくベネディクト派のボイレン修道院にあった吟遊詩人の詩を作曲者オルフがチョイスし人間のしたたかな欲望、酒、恋をあからさまに表し中世的的サウンド雰囲気に乗せたこの大曲を35歳のハーディングが歌詞内容にも相応しい年代指揮者として音色が録音良さも手伝って大まかにはならず時にはキメ細かさをつけて演奏しているのはある意味相当とも思え独唱者・・・特に私はソプラノが気に入りました・・・他声楽陣もよく健闘しております。歌詞内容は本当に人間そのもの、官能さえ感じさせこの曲を聴くには特に難しい歌詞ではありませんので歌詞を見ながらをお奨めしたいですね。冒頭かの有名な「運命、世界の王妃よ」で割とセーブされた合唱スタート、オーケストラは先に書いた中世的雰囲気。「春に」の第3曲が5’20と長めなのが特徴。とにかくゆっくり春を節毎に合唱が漂う感じ。バリトン独唱もゆっくり出だしおだやかそのもの。「草の上で」スタートはごつくないオーケストラ全奏サウンドが快いテンポで進みます。管と打楽器の絶妙さと各パートを浮ばせ一本調子にならないコントロールは聴きもの。もうこの辺りは男女の獣的求め愛をどう演奏するかが楽しみ。最後チキチキバンバンに似た曲でオーケストラに工夫が聴けます。「居酒屋にて」・・・バリトンが如何にも歌謡風に歌いますがメリハリもつけてくれます。焙られ白鳥でのテノールの苦しげなリアルさも聴き処。最後チューバが出だし・・・の為に・・・を何回も繰りかえし酒を飲むシーンもよく統制がとれています。「求愛」での少年合唱団は宗教曲にもよーく歌っているだけに透き通った感じがこのタイトル「求愛」歌詞に相応しいし?ソプラノの中性的なアプローチは一方では心の揺れを上手く歌います。合唱が様々入りそしていよいよ最後は冒頭の「運命」テーマが戻ってダイナミックさを少し加え最後充分引っ張って入念に仕上げます。ハーディングの先買いとしてはマァマァな演奏かと思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)2 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 23/August/2010
録音レパートリーとしては先輩ラトルの後追いになりがちなハーディングだが、この録音を聴いて、違ったタイプの指揮者になりそうな予感がしてきた。ご存じの通り、和声的にはとてもシンプルというかアルカイックな曲だから、指揮者が存在意義を示そうとしたらアゴーギグをあちいちいじるぐらいしか、やることがない。ラトルはまさにそういうタイプの演奏で、テンポの操作に遊びがあるスマートで都会的な味わい。ところがハーディングはまったく逆で、テンポの緩急は楽譜通りのことだけというストレート勝負。「焼かれた白鳥の歌」の伴奏部を聴けば分かる通り、感覚的にはとても洗練されているけれど、オルフの本場ミュンヒェンでの演奏ゆえか、泰然自若の横綱相撲。これを若いのにご立派と褒めるか、若いんだからもっと暴れたらいいのに、と思うかで評価が分かれるが、私は後者の方。声楽陣は強力。ラトル盤と同じゲルハーエルも、第2部などかなり表情を作っていたあちらと違って、ストレートに歌うが、声質から言ってもキャラから言ってもこの曲には完全にハマリ。合唱、特に少年合唱のうまさとプティボンの魅力(ちょっと音程あやしいけど)でラトル盤に勝っている。0 people agree with this review
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おたふくかぜ | 熊本県 | 不明 | 17/August/2010
これは私にとって本当に評価が難しい。ムーティ/フィルハーモニア盤と同時に購入したのだが、まさに好対照。当盤は、何よりも独唱陣の優秀さ、特にプティボンの類い稀な美声及び、ハーディングのスマートで洗練されたリズム処理、その他ほとんどの点においてムーティ盤を上回っている。それどころか、洗練性ではヨッフム盤をも凌ぐだろう。だが、この曲には洗練よりもカタルシスを求める人のほうがずっと多い。ムーティ盤は独唱陣が弱いものの、冒頭及び最後のインパクトが物凄い。表現もいかにも「世俗カンタータ」で、一方、当盤は洗練されたが故に、非常に損をしている。プティボンの過剰な美声が、この曲に相応しいのか、どうかも含めて。それは、各人それぞれがこの曲に何を求めるかにも拠るが、正直なところ、少なくとも私には感銘度の深さは劇的なムーティ盤のほうに軍配が上がった。それは私が未熟なリスナーであることをも同時に意味しているが、今後何十年と当盤を聴き続けてゆく限り、至高の一枚と感じられる時が来るのではないか、という予感もある。劇的ではない、というだけで評価を下げるべきではないことは重々承知しているつもりなので、少なくとも今は★4つの暫定的評価に留めます。私よりも優れたレビュアーの方が、当盤を絶賛されることを祈りながら。1 people agree with this review
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ま〜さん | 東京都 | 不明 | 05/August/2010
非常に清潔な、手垢のついてないカルミナ・ブラーナである。欲を言えば、運命に抗うことの出来ない人間の無常感のようなものが表出されていれば良かったと思う。それにしても、プティボンはうまい。1 people agree with this review
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