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Bruckner (1824-1896)

CD Symphony No, 9, : Mravinsky / Leningrad Philharmonic (1980)

Symphony No, 9, : Mravinsky / Leningrad Philharmonic (1980)

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    森林浴  |  京都府  |  不明  |  18/January/2015

    1983年であったか、神田のロシア盤レコード専門店で、ルスランの入ったロシア小品集(メロディアであったか、ジャケットはおそらくモスクワ遠征のカーテンコールに微笑むムラヴィン御大であった)のLPでムラヴィンに憑りつかれ、チャイコフスキー後期集、ブラームス4番、アルプス交響曲と重要曲の初聴体験をこの指揮者で受けてしまった私。ブルックナー後期群で当時唯一の未聴曲であった9番を、ビクターから正規LPが発売された時のレコ芸の故、大木正興氏の評「さながらシベリアの雪原にただ1本そそり立つ針葉樹の如き演奏」を読み、即、購入。同曲の他の演奏を全く知らぬ私は、「なるほど、ブルックナーもルスランの超美技でやっとるわい。」程度に納得していた。あれから四半世紀、もはや9番は必ずこのCD(オリジナルジャケットのカーディガンを羽織り頬杖ついた左顔の御大)に手が伸びる。フルヴェン、シューリヒト、ジュリーニ、チェリ、ヴァント、クナ、アーベントロートなどの立ち位置から、はるかに離れた雪原に、今なお、凛と1本そびえ立つ絶演である。 

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  27/November/2011

    つい先ほど,クナッパーツブッシュの第3のレビューに“神々しさ漂う高みにある演奏”というより,“身近に感じられる温かい演奏”だと書いた。それに対し,この第9は明らかに前者。ほんと,“神々しさ漂う高みにある演奏”としか表現の仕様がないように思う。この研ぎ澄まされた鋭利な弦楽は…! リスナーの聴覚というより,“つぼ”に直接響くような金管は…! そんな中,時折現れる木管の温かみといったら…! 未だ第9のベストには出会えていない…(ヴァント&ベルリンフィルが最も近いか…)。この演奏もマイ・ベストと呼ぶには,あまりに“厳しすぎる”。が,物凄く魅力的な“厳しさ”だ。これほど美を厳格に表現できる指揮者,厳格な美を表現できる指揮者,もう現れまい…。

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  • ★★★★★ 

    八反35号  |  広島県  |  不明  |  09/June/2010

    いかにもムラヴィンスキーらしい。 わたくしの好きな第9番演奏の一つ。 ただし、ラシアンブラスOKな方でないと少々しんどいかも。 曲の評価はすでに書かれていますので、ざっくりと。 透明でどこまでも真っ直ぐなブルックナー。 冷たい音色でも、どこか人間的な暖かみがある不思議な感触。 音質については、たしかに向上しています。 しかし、昔のビクターメロディア版をお持ちならば、 買い換えるほどではないと思います。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  05/June/2010

    ムラヴィンスキーは、ブルックナーの後期三大交響曲のCDを遺しているが、この三大交響曲の中で、その眼光紙背に徹した峻厳な芸風から、もっとも、ムラヴィンスキーに向いているのは第9と言えるのではなかろうか。もちろん、朝比奈やヴァント、そしてかつてのシューリヒトなどの名演に接した者にしてみれば、本盤の演奏は、やや特異な印象を受けるというのが正直なところだ。第1楽章の終結部のあまり品のいいとは言えないトランペットのヴィブラートや、終楽章の金管楽器による叩きつけるような最強奏などにはどうしても違和感を感じるし、特に後者については無機的にさえ聴こえるほどだ。木管楽器、特にクラリネットやオーボエの抑揚のない直線的な奏し方も、いかにもロシア的な奏法なのであろうが、ブルックナーの演奏としてはいかがなものであろうか。終楽章のホルンの柔らかいヴィブラートも、いささか場違いな印象を与える。しかしながら、こうしたブルックナーの交響曲の演奏スタイルからすると、決してプラスにはならない演奏を行っているレニングラード・フィルを、ムラヴィンスキーは見事に統率し、総体としてムラヴィンスキーならではの個性的な名演を仕上げた点を高く評価したい。相当な練習を繰り返したことも十分に想像できるところだ。前述のように、いわゆる正統派のブルックナー演奏ではなく、あくまでも、ムラヴィンスキーの個の世界にあるブルックナー演奏と言えると思われるが、それでもこれだけ、ムラヴィンスキーの厳格なスコアリーディングに基づく個性的な解釈と、オーケストラに対する卓越した統率力を堪能させてくれれば文句は言えまい。

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  • ★★★★★ 

    kamescian  |  神奈川県  |  不明  |  05/June/2010

    うーん,すごい!! 以前にも聴いたことはあったはずのこの演奏ですが,間違いなく一聴に値する超名演です.1楽章では金管の強奏が過ぎる気がしますが(というか,ビラビラ〜とビブラートがかかるとやはり違和感がある),このコンビの途方もないダイナミックレンジを捉えきるのは至難の業でしょうから,クリアな録音であるとは云え,完璧な収録ではないせいだと思います.レニングラードのホールはオケの後ろに音が逃げるようで,トランペットの強奏時に低弦が弾いている場合,バランスがどうしても崩れるようです.あと,オーボエはソ連では良いリードが手に入らなかったとかで音が硬い.ですが,この弦楽の恐ろしいまでに広大な幅の表現は何なんでしょうか!これ以上考えられないほど統御されたアンサンブルです.音の立ち上がり立ち下がりの速いことといったら,とても人間業とは思えません.2楽章はちょっとバレエ音楽みたいですが,決してこの曲の精神性を損なうようなものではありません.収録日が違うらしい3楽章は特に素晴らしく,掘りの深さは極大です.厳しい自然を体験したような,あっという間に聴き終ったブル9でした.

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  • ★★★★★ 

    カラジャン  |  山口県  |  不明  |  01/June/2010

    地獄の底に突き落とされたような恐怖感。そこから天国に行けますようにと必死に拝んでいるような感じの壮絶な演奏。冷酷で非情なまでの冷たい音響の中から、時折聴こえてくる優しく音が慰めるてくれる、激しい対比。交響曲と言うより、むしろレクイエムを聴いているように感じさせる演奏で、なんとも恐ろしい。

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  • ★★★★★ 

    arietta  |  東京都  |  不明  |  31/May/2010

    演奏は素晴らしいが、相変わらず解説が玉に瑕。 解説がいらない。

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