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Bruckner (1824-1896)

CD Symphony No, 9, : Mravinsky / Leningrad Philharmonic (1980)

Symphony No, 9, : Mravinsky / Leningrad Philharmonic (1980)

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  • ★★★★☆ 

    夜死兎  |  和歌山県  |  不明  |  18/September/2011

    【2006年に発売されたMelodia盤(リマスタされている)について】2年程前に、当盤と同じ演奏であるMelodia盤(https://www.hmv.co.jp/product/detail/1396303)を購入した。当時、ムラヴィンスキーの演奏にすっかりはまっていたからである。しかし、期待に反してあまり気に入らなかった。何だか軽く聞こえたからである。また、トランペットの音も、耳が痛いほどキンキンした響きで辛かったからである。ブルックナーの曲は、ムラヴィンスキーに不向きなのかと思った。Melodia盤のCDを、繰り返し聞く気になれなかった。   【Melodia盤と当盤との比較】当盤の方が断然中低音の響きが豊かである。これは、2楽章と3楽章の冒頭を聞いてすぐに分かった。それほど、明快な違いがあるのである。Melodia盤の音は、何と貧弱なのだろう!そして当盤は、トランペットの音も耳が痛くなる一歩手前の響きになっている。当盤を聞き、ムラヴィンスキーのブル9の良さがとてもよく分かった。しかし、金管の音はもう少し控えめの方が好みである。よって、評価を4とする。次に、楽章ごとでよいと思ったことを、手短に記す。   【1楽章】第2主題(特に4:23〜)がたいへん豊かな響きで素晴らしいと思った。また、再現部の第3主題最後の盛り上がり(20:32〜)が、激しくてかっこいい。   【2楽章】105小節からのクレシェンド(1:34〜)が凄まじく(これぞムラヴィンスキー)、他の演奏では聞けない表現だと思う。   【第3楽章】オーボエソロに入る前の弦の響き(15:07)が、何とも悲しく切ない。ろうそくの火が消えていくようで、他の演奏では聞いたことがない。

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  • ★★★★☆ 

    ポックン  |  千葉県  |  不明  |  24/December/2010

    地球上では収まりきらないような広大な音楽。戦慄のブルックナー。そして、私には特別な1枚。学生時代、LPレコードで初めて聴いたとき、本当に恐怖に打ち震えた。現代文明が阿鼻叫喚の地獄に突き落とされ、人類は存亡の危機を迎える。我々に救いはないのか?ノストラダムスの大予言にもってこいの音楽がここにあった。そして、今まで難解だったブルックナーの「第九」と「第八」が一気に分かったような気がした。シューリヒト、カラヤン、ヨッフムなどで聴いてもどうも要領を得なかったのに、この演奏を聴いてびっくりした効果で、ブルックナーが大好きになってしまった。その後、どうやら人類は当分滅亡しそうもない情勢となり、この演奏からも遠ざかってしまったが、とっておきの1枚であることに変わりはない。但し、一般にお薦めしたくなるような代物ではない。金管楽器の咆哮がうるさく感じられる人も多いだろう。私には枝葉末節のどうでもいい特徴でしかない。判る人だけが聴けばいい。

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