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Liszt (1811-1886)

SACD Liszt Piano Sonata, Schubert Wanderer-fantasie : S.Edelmann

Liszt Piano Sonata, Schubert Wanderer-fantasie : S.Edelmann

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  • ★★★★☆ 

    カラジャン  |  山口県  |  不明  |  14/May/2010

    リストのソナタは、最初と最後の打音を短く切って弾く所は、ラザール・ベルマン風。リストのソナタはこうでなくちゃ。スケールの大きさ、テクニックの素晴らしさともに文句のつけようがなく、一音ともゆるがせにせず、いかにも丁寧にひかれてゆく。あまりに丁寧すぎて、やや流れの勢いを欠いているようにも感じる。深い詩的情緒が求めれる部分には効果的だが、激しい部分との対比と落差が不足気味となる。なかなかの名演だが、そういった意味で、ラザール・ベルマン盤に半歩及ばずか。 シューベルトの「さすらい人」の対抗馬は、当然ウゴルスキー盤となるが、やはり弾かれ方が丁寧で、こまやかだが、シューベルトの作品には合っている。自然に流動していて気持ちが良い。内面へ深く沈潜する部分ではウゴルスキー盤には敵わないとしても、なかなかの演奏であると見た。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  03/April/2010

    エデルマンが満を持して録音に臨んだリストのピアノソナタロ短調である。カプリングに、対照的な性格のシューベルトのさすらい人幻想曲を配したのも、エデルマンの強いこだわりが感じられる。リストのピアノソナタは、とにかく凄い演奏だ。名演であるが、いわゆる凄演と言った表現が適切なのかもしれない。リストのピアノソナタは、強弱のダイナミズムや緩急自在のテンポが駆使され、しかも、超絶的な技巧を要することから、古今の著名なピアニストの目標とする楽曲の一つとされてきたが、エデルマンは、こうした過去の名演に引けを取っていない。冒頭の雷鳴のような重厚で力強い打鍵。その後に続く詩情豊かさ。これらを抜群のテクニックをベースにして、正に入魂の演奏を繰り広げている。切れば血が出るような生命力溢れる演奏と言うのは、正にこのような凄演のことを言うのだと思う。録音は、SACDであるが、マルチチャンネルは入っていない。にもかかわらず、これだけ臨場感溢れる音響がするのは、録音が素晴らしいだけでなく、エデルマンの演奏がそれだけ優れていることの証左であると考える。他方、シューベルトのさすらい人幻想曲も名演だ。この曲は、後年のピアノソナタの傑作群に繋がっていく作品であるが、エデルマンは、各楽章の描き分けなど実に巧みに行っており、シューベルト特有の豊かな抒情の歌い方にもいささかの不足はない。このような名演を聴いていると、エデルマンのシューベルトのピアノソナタの演奏も聴きたくなったのは私だけではあるまい。

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  • ★★★★★ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  28/March/2010

    重厚で聴き応えある名演!一般にロシア系のピアニストのリスト演奏はダイナミクスの強弱変化が大きいが、その分不自然なアゴーギクも鼻につく場合が多いが、エデルマンの場合はダイナミクスこそ凄まじいものの、テンポの揺れは少なく、これみよがしの恣意的な表現も無いので安心して聴くことができる。立山ホールでの江崎氏による録音も堂に入ったもので、この名演のディテールを漏れなく拾い上げている。注文をつけるとすれば、もう少しピアノ自体の音色に華があって欲しいが、これはホールと楽器の問題であり、無いものねだりであろう!近年の本曲のディスクとしては出色の出来だ。

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