Symphony No, 4, : Gergiev / London Symphony Orchestra, Claycomb
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 10/April/2010
ゲルギエフ&ロンドン交響楽団によるマーラーの交響曲全集もいよいよ佳境に入ってきた。残すは第5、第9及び大地の歌のみである。ゲルギエフのマーラーは、一言で言えば緻密で繊細な表現ということが出来る。録音の加減もあるのかもしれないが、例えばストラヴィンスキーの春の祭典などで発揮した野性的とも言うべき土俗的な迫力をあまり聴くことができない。私としては、ゲルギエフのマーラーには、精緻さも決して不要とは言わないが、こうした土俗的な劇的表現を期待しており、そのような点からすれば、いささか物足りない演奏に終始することが多々あった。しかしながら、この第4について言うと、ゲルギエフの緻密で繊細な表現が楽想に見事にマッチ。玉石混交とも言うべきゲルギエフのマーラーの交響曲の演奏中、おそらくは第1位、第2位を争う名演となった。特に感動したのは、第4の中で最も長大な第3楽章。長大さ故に、ここをいかに乗り越えるかどうかで演奏の評価は定まってくるものと言えるが、ゲルギエフは精緻とも言うべき繊細な表現で、実に感動的な名演を成し遂げている。終楽章のクレイコムの独唱はいささか線が細い気もするが、ゲルギエフのアプローチを考えると、あながち不十分とは言い難い。録音はSACDマルチチャンネルによる極上の高音質であり、特に第3楽章終結部のティンパニの立体音響の迫力は、驚くべき鮮明さである。3 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 03/April/2010
3番、2番、8番とやや下降線気味のこのシリーズ、しかも4番はゲルギエフの個性と合いそうにないなと思ったのだが、これは嬉しい誤算と言うべき素晴らしい演奏。例によって速めのテンポではあるが、今回はそんなに速すぎることはなく、むしろ心持ち小編成なのが幸いしたか、オケの各パートが雄弁に浮き彫りにされる「エッジのきいた」演奏。彫りの深い第3楽章までとは一転して、終楽章のクレイコムは極めてデリケートに、「腫れ物に触るように」歌っているが、見かけに反して、まさにそこにこそ私は痛烈なパロディを感じる(お前の考えすぎだと言われればそれまでだが)。9番はロッテルダム・フィルとの来日公演でも非常に良かったので、残りの2曲(『大地の歌』も録音するつもりなら3曲)が楽しみだ。2 people agree with this review
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