Symphonie Fantastique : Tilson Thomas / San Francisco Symphony
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 23/January/2019
”幻想交響曲”が19世紀前期1830年の作品であることを改めて知らせてくれる演奏だ 異形の楽器編成や特殊奏法の存在から百年後のストラヴィンスキーと同列に並べた評価や演奏が横行したので きっとこのMTTの演奏に食い足りないものを感じる人もあるだろうけれど オフイクレイドは使っていないし 初版にあったコルネット・ソロは吹かせていないけれど MTTは残されたスコアの風景と物語を現代オーケストラで克明に描写し語り出している エキセントリックで奇矯な響きを殊更強調せず 主人公(ベルリオーズ)の恋に憧れ破れ傷ついた魂に寄り添い慰めるが如く優しく歌い出したMTTの人柄が偲ばれる 実にいい演奏だ ライヴであれば 終演後の聴衆の反応も記録されていることから 十分に伝えるべきが伝わった演奏であったことを示している 清々しい幻想交響曲を聴いた あなたも如何0 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 23/November/2009
ドキュメンタリー部分では『春の祭典』でやったように斬新な管弦楽法の妙味をとことん解明してくれるかと期待したが、これは残念ながら外れ。その代わり、作曲者の幼年期からハリエット・スミスソンとの結婚までの物語は良くできている。例によってティルソン・トーマスがパリや作曲者の故郷、ラ・コート=サンタンドレまで出向いての丁寧な収録。私はこのような映像作品でのオーケストラ演奏の収録は断じてナマ演奏の等価物ではないし、あってはならないと考えているので(この点ではNHKの某ディレクターと正反対の立場)、「キーピング・スコア」シリーズの工夫されたカメラワークは演奏会映像の理想だが、この曲もまた映像としては素晴らしい出来ばえ。ただし、演奏そのものは決して熱く煽り立てることがなく、軽みと明晰さを備えている。それならば、この曲のスコアリングそのものが生み出す奇怪さをもう少し追求して欲しかったところだが、洗練され過ぎていて、あと一押しが不足。1 people agree with this review
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