"Hansel und Gretel : Leiser & Caurier, C.Davis / Royal Opera House, Kirchschlager, Damrau, etc (2008 Stereo)"
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Naka3 | 東京都 | 不明 | 31/January/2015
恐怖の猛烈ママ・夜の女王から一転して愛らしい8〜9歳の少女役に挑むディアナ・ダムラウ(この転進は結構ドイツには多い)。それだけではない、兄はカルメン、父はドン・ジョヴァンニ、母はトゥーランドットという、とても善良な主人公一家に思えない面々なのだ。対する魔女も、ドンジョヴァ以外はぜんぶ経験済みの猛者だが、寄る年波には勝てず、このオペラ史上もっとも悲惨な最期をとげる。 デイヴィスの重厚な指揮も、グロな描写も辞さない演出も含め、まさに全力投球の舞台である。この作品が単に可憐なメルヘンオペラというだけでなく、これだけの本格的なアプローチにも十分耐えうる名作であることを再発見した方も多いだろう。ただ、作品本来の姿かというと疑問も残る。ベームやアーノンクールの「こうもり」に似た違和感も禁じえない。3 people agree with this review
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