AXELLS_Vo  |  東京都  |  不明  |  08/November/2009

長らく廃盤となっていたDEAD ENDのデビュー作（86年自主制作）が、再結成を機に再発される事となった。 本作には、初期の彼らの特徴である、おどろおどろしい詩世界と様式美HRが凝縮されている。 注目すべきは、足立祐二（元TERRA ROSA）の様式美系ギターソロだ。 MORRIEが歌い上げる「魔境の世界」を、TERRA ROSA仕込みの様式美系ギターが包み込み、妖艶さと深みを与え、独特な雰囲気を醸し出している。 また、本作では、初代ドラマー・田野（元TERRA ROSA）のプログレ色を感じさせるドラムプレイも聴き所の一つ。次作「GHOST OF ROMANCE」から加入する名手・湊とはまた違った味わいがある。 個人的に特に好きな曲は、Gソロがクールな3、4、5、ライヴでお馴染みの7、そして、本作のハイライトともいえるCOOL JOE作曲の6。 新作をリリースする彼らの今後の活躍も楽しみだ。