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Eiko Kadono

Books 魔女の宅急便 その6 福音館創作童話シリーズ

魔女の宅急便 その6 福音館創作童話シリーズ

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    さすらいのかいぢゅう  |  茨城県  |  不明  |  10/October/2009

    感無量の完結。角野先生から、大切な人生のバトンを受け取った気持ちでいます。6巻まで続く間に、主人公のキキは、いくつもの壁・恋・挫折・奢り・葛藤・信頼を乗り越えて成長していきます。個人的な話ですが、キキのそうした気持ちの変化が描かれる新刊が発売されるタイミングごとに、私のその時その時の気持ちを映し出している鏡のようで、ただならぬ共感を覚えました。「今はこんなに苦しいけれど、自分で乗り越えていかなきゃ」と、キキの等身大のがんばりに自分を重ねて、励まされたものでした。生きるってたしかに大変。それは魔女でも人間でも同じことのようです。でも、「大変だ!」と思いながらがんばっているときって、実はものすごいパワーを発揮していたりするようです。「うまくいかないなぁ」と迷っているときほど,すぐそばに答えが見つかっていたりすることも・・・?! そして、誰もが、最後は自分で決めたり判断しなければならないけど、周りには支えてくれる人たち・見守ってくれる人たちがいる、ということ。それに気付いたキキは、本物の魔女、というよりも、本物の自分になりました。次は、この物語を読む私やあなたが、本物の自分になる番ですね。

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