Holst:The Planets
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 13/February/2010
パーヴォ・ヤルヴィの勢いはとどまるところを知らない。音楽業界の世界的な不況の下で、CDの新譜が殆ど発売されない事態に陥っているが、そのような中で、気を吐いている指揮者の最右翼が、このパーヴォ・ヤルヴィということになるだろう。もちろん、粗製乱造はなはだ困るが、パーヴォ・ヤルヴィの場合は心配ご無用。凡演になることは殆どなく、常に一定の水準以上の演奏を行っているというのは、パーヴォ・ヤルヴィの類まれなる資質をあらわしていると言える。本盤は、そうしたパーヴォ・ヤルヴィの類稀なる才能が発揮された名演だと思う。惑星は、緩急自在のテンポ設定の下、重厚さや繊細さなどを織り交ぜた手練手管を行っているが、それでいて小賢しさは皆無。正に聴かせどころのツボを心得た職人芸のなせる技とも言うべきであり、我々が惑星という楽曲に求める魅力を存分に味わうことができる名演と高く評価したい。パーセルの主題による変更曲とフーガも、各変奏の描き分けが実に巧みであり、音の強弱やテンポ設定なども絶妙。フーガの終結部の盛り上がりも圧倒的な迫力であり、作曲者による自作自演盤にも匹敵する超名演と評価したい。録音もテラークならではの鮮明なものであるが、一つだけ不満を一言。テラークはSACDから撤退したのであろうか。本盤がSACDならば、本名演が一段と輝くことになったのにと思うと、少々残念な気がした。1 people agree with this review
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