Thais : Poda, Noseda / Teatro Regio Torino, Frittoli, Ataneli, etc (2008 Stereo)
Customer Reviews
Showing 5 star reviews > Read all customer reviews
Showing 1 - 2 of 2 items
-




ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 26/January/2014
大変に魅力的なオペラながら、なかなかに馴染みがありませんので、このディスクのように日本語字幕があるのはまことにありがたき幸せ。さてこのトリノの上演、大変質の高いものではないかと思います。主役二人は熱演ですし、脇を固める歌手たちもいいのでは。何よりノセダ指揮するオケが特にいいかと思います。マスネの繊細優美なタッチをよく表現していて、美麗なる出来栄えです。演出はどうも思わせぶりな象徴主義といふ感じで、個人的にはあまり気に入りません。聖と俗、昇華と堕落、そういう二項対立をきっちりつけて、あとは登場人物たちの感情の揺れを歌手たちにきっちり演じさせればそれでいいんぢゃないかなあ、と思いました。それにしても、魅力的でかつ不思議な作品です。タイスとアタナエルの二重唱の部分は変形した「愛の二重唱」とでもいうべきもので、違う方向性を向きながらも近づいていこうとする内容の、何とも面白いもの。全曲最後の二人の歌は何度聞いても感動してしまいます。「天国なんて嘘だ!」とまで言い切ってしまうアタナエルの悲痛な嘆きは、心に「ずんっ!」ときます。さて、画質はとてもきれいで文句なし。音はやや中〜低域が薄い気もしますが、これはマスネのオーケストレーションや演奏者のバランス感覚によるもので、録音の不備ではありますまい。総じて、これはこれで良いソフトかと拝察します。2 people agree with this review
-




村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 07/September/2009
近年このオペラの上演が各地で相次いでいるのは、キリスト教vs異教の文化摩擦というテーマ、しかもそれがキリスト教の勝利に終わらない、「霊」は「肉」に勝利し得ないというストーリーが、サイード著『オリエンタリズム』以後のヨーロッパ人にはアクチュアルに感じられるからだろうか。ローカル色のぬぐえなかったヴィオッティ指揮、ピッツィ演出に比べると、こちらは大がかりな装置に大勢の半裸のダンサー達を動員したスペクタクルな舞台。音楽の上ではやや弱い劇的緊張を派手な見た目で補完しようという演出の意図は成功している。フリットーリのタイスは歌唱としては申し分ない(体型がもっとスリムなら文句なしだが)。題名役以上に重要なアタナエルのアタネリも少し粗いが、力演。2 people agree with this review
Showing 1 - 2 of 2 items
