Symphony No.6 : Barbirolli / New Philharmonia Orchestra (1967 Stereo Live)
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 03/June/2010
まず音質について。一連のベルリンフィルとのライヴよりもずっと良い録音で、細部も聞き取れるし、全体の量感も十分。音の鮮度がやや足りない(仕方がない)くらいで、鑑賞には何の問題もなし。なので、録音を気にして購入をためらっている方には、ご心配なく、と申しましょう。さて、演奏は熱気を帯びたなかなかの力演。ひたすらに重い第1楽章。煽りに煽る第2楽章(アンダンテ)。指定通りにちょっと座りの悪い第3楽章(スケルツォ)。そして豪快で大迫力の圧倒的なフィナーレ。各楽章の性格を描き分けた、見事な演奏です。個人的には、アンダンテが暴走気味で、いささか美感を損なっているなあという不満はあります。また、スケルツォも、ちょっと存在感が希薄になっているように感じ、物足りなさは覚えます。しかし、総じて、大物が熱を入れたライヴならではの大演奏で、聴きごたえ十分。この曲やバルビローリのファンはぜひお聞きになるように。1 people agree with this review
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SN | 東京都 | 不明 | 29/March/2010
ライブでのバルビらしい演奏の迫力と盛り上げ方は私は好きだ 演奏の楽章の入れ替えについて 中の解説にも書いてあるが 元々マーラー本人も最初はScherzoが後だったのがいつの間にか楽譜が逆になってしまっただけで もしかしたら従来の方が間違えの可能性もある バルビは最初から全部Andante-Scherzoで演奏している 勝手に演奏と順序を変えたのはEMIであり 気に入らなくてもあの時代は元に戻せなかったのだ 最近になってやっと演奏どおりにスタジオ録音でも直してある(解説にもお断りがある) なので順番がどうので演奏がどうのとかいうのは関係ないのではないかと思う 失礼ながら誤解は正しておきたい4 people agree with this review
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鶴田の坊主 | 青森県 | 不明 | 25/January/2010
整然と押しまくる演奏に圧倒される、第二版では最高の演奏に思われます。今後の発掘にも期待。0 people agree with this review
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eroicka | 不明 | 不明 | 18/October/2009
第一楽章の出だしが遅めでセッション録音とあまりテンポは変わらないようなのに、なぜ1枚?と思ったが、昔、LP時代に聴きなじんだセッション録音に比べ、特に第2・第4楽章のテンポの速さが際立つ。遅い部分はセッション録音同様の遅いテンポだが、ボルテージが上がると、どんどん加速して驀進してゆくさまはライヴならでは。音質だが、ステレオでもテープの保存状態が今ひとつではあるが、鑑賞には耐えうるものだろう。1 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 09/October/2009
バルビローリはマーラーを得意としたが、第6は、既にベルリン・フィルとのライブ録音、ニューフィルハーモニアとのスタジオ録音が発売されており、いずれ劣らぬ名演であった。本盤の演奏は、発売されたものとしては3種目ということになるが、ライブならではの熱気と迫力に満ち溢れた名演だと思う。第1楽章の冒頭から圧倒的な音塊が迫ってくる。シベリウスやイギリス音楽の演奏での抒情的で温厚篤実な指揮ぶりはどこにも見られない。第2楽章は、いかにもバルビローリらしい抒情的表現があらわれるが、終結部の盛り上がりの急速なアッチェレランドなど、同じオケを指揮したスタジオ録音とは別人のような燃えるような指揮ぶりを見せる。第3楽章は、重量感溢れる巨象の進軍。終楽章は、圧倒的な音のドラマであり、終結部の熱狂的な拍手もむべなるかなと思わせる。ベルリン・フィルとのライブと同様に、バルビローリは第2楽章と第3楽章を入れ替えて演奏しているが、同じオケを振ったスタジオ録音では入れ替えていない。この一貫性のなさは謎であるが、私としては、入れ替えない方が終楽章の悲劇がより際立つと思うのだが、この当たりは、好みの問題もあるのかもしれない。音質は、この当時のライブ録音としてはかなり良好であり、歴史的な名演を良好な音質で鑑賞できることを大いに喜びたい。2 people agree with this review
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