Piano Concerto, 5, : Kissin(P)C.davis / Lso
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 09/October/2012
キーシンは本盤収録の十年前1997年にレヴァイン/PHOのバックで「皇帝」協奏曲を演奏録音(タイム@20’57A9’10B9’52)していますが2007年何を思ったのか音楽的環境が整ったという事での再録でキーシンはもう36歳になっていました。聴いた印象はやはり徒らに年齢を重ねてはいない深みを感じさせる演奏となっており、それは演奏タイム@21’52A9’52B10’02から起因するただひたすらに突き進む展開ではない処なのも手伝っての事でしょう。第1楽章での出だしのPの透明感はかつての若きキーシンをふと思い起こしやや「軽く」感じはしましたが続くディヴィス(録音当時80歳)/LSOによるバックが低音部を充実させた堂々たる風格的なもの(正直ディヴィスの年齢を感じさせるちょっとした場面も愛嬌)を帯び、展開部ではPにより実に細部を詰めつつオーソドックスに運びがなされます。カデンツァに入る前のオーケストラの何回かの念押しとユックリ目のPカデンツァが素晴らしいですね。聖歌風の中間楽章はスタートは少し抑え目なのですが以降ムーディながら丁寧に進みます。最終楽章は切れ良く進みこのテーマ繰り返しの多い楽章をしっかりとこなして行きます。本盤全体ちょっとした遠い反響音が特にこの最終楽章で小生通常感じ勝ちな「暑苦しさ」を軽減してくれました。以前このコンビによるベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集へのレビューは演奏好みのバラツキ等もありOKランクとしていましたがこの第5番は★一つプラスの素晴らしいランクにさせていただきました。又、キーシンにとっては本盤演奏も一過程の位置付けであろう事から後年こうした代表曲は再々録がされるでしょう・・・年齢と共に変化して行く演奏の違いをフォローするのもクラシック鑑賞の楽しみの一つなのでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)1 people agree with this review
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