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Mahler (1860-1911)

CD Mahler: Symphonies No.4 & No.5

Mahler: Symphonies No.4 & No.5

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  17/August/2010

    「遅め」ではなく明らかに「遅い」テンポ設定で悠然と展開されるマーラー。緩急や伸縮が発生するのを、むしろきわめて注意深く避けて、オーケストラの絶大な能力に強い信頼を置いて、当時におけるハイティンクが到達していた境地を存分に再現してみせた印象です。4番は全体が「平安に満ちて」という感じの、この上なくビューティフルな演奏。屈折やまして毒などは一切ない、天国的な世界。一方の5番は、ドラマティックであるよりかはむしろ押し殺したような、呻吟の声が聞こえるような気がします。アダージェットですらここではものすごい重量感を持った大曲になり、全曲が恐るべき威容を見せています。変な喩えですが、身長の割に体重が重すぎるウルトラマンのような演奏。名演とかいうよりも、この時のハイティンクの心象を聴きましょう。そういうつもりであれば、相当に個性的な演奏でありまして、他の指揮者の演奏と比較することは何の意味も持たないように思われます。

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  • ★★★★★ 

    masashing  |  大阪府  |  不明  |  30/September/2009

    原盤はフィリップスの再発売ですが、同じユニバーサルのグラモフォンが「グラマラスできらびやかな音」に比べて、「潤いがありながら、すっきりとして鮮やかな音」とでも言おうか、私の好きな音です。第4番はスタンダードともいえる理想的なテンポと、マクネアの澄んだ声がさわやかさを一層引き立てています。最新盤は聴いていないのですが、83年のコンセルトヘボウ盤より一枚上です。 一方第5番は、非常にゆったりとしたアダージェット(13分55秒)のおかげで、あのバーンスタイン・VPO(87年)よりも遅い演奏(78分26秒はおそらく最も遅い)なのですが、終始ダレることのない芯の通った美しい演奏は、ひとえにBPOのおかげだともいえるでしょう。カリスマ的なバーンスタインに比べて、地味で平凡だという世評を背負ったハイティンクですが、このBPOチクルスでは「なぜ7番で中断しなければならなかったのか」という不条理と口惜しさを嘆かずにはいられません。アバドとの問題なのか。(はたまたアバド・BPOチクルスが2番のみルツェルン祝祭になっているのが、ラトルとの兼ね合いだとか・・・)かくも業界事情を恨んでみても始まらないので、とりあえず再発売を祝って、1から7番まですべて、マーラーファンにお薦めします。はずれなしです。

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