Bruckner (1824-1896)

CD Sym.4: G.wand / Bpo

Sym.4: G.wand / Bpo

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    トスカの微笑  |  北海道  |  不明  |  16/May/2013

    1回目の視聴でとてつもない名盤と思ったが、何度か聞いているうちに低音金管群にやや粗さが散見された。といっても録音は透明度があり音場がかなり広く、ライブとしては驚きの優秀録音である。さてベルリンフィルは弦楽器群はやや音が薄く荘重な響きがさほど感じられない。重苦しくなく爽快に楽しめる1枚である。ただこの演奏はNDRに比べてヴァントらしさが感じられないと言ったら、お叱りを受けるだろうか?フレージングのなめらかさはカラヤン盤に劣る。とはいっても名盤の一つに加えていいだろう、特に録音の優秀さという点で。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  09/June/2011

    ブルックナーの11ある交響曲の中でも第4は、ブルックナーの交響曲の演奏が現在のようにごく普通に行われるようになる以前の時代から一貫して、最も人気があるポピュラリティを獲得した作品と言える。ブルックナーの交響曲全集を録音しなかった指揮者でも、この第4の録音だけを遺している例が多いのは特筆すべき事実であると言えるのではないか(ジュリーニなどを除く)。そして、そのようなブルックナー指揮者とは必ずしも言い難い指揮者による名演が数多く遺されているのも、この第4の特殊性と考えられる。例えば、ベーム&ウィーン・フィル盤(1973年)、ムーティ&ベルリン・フィル盤(1985年)などはその最たる例と言えるところである。近年では、初稿による名演も、インバルを皮切りとして、ケント・ナガノ、シモーネ・ヤングなどによって成し遂げられており、第4の演奏様式も今後大きく変化していく可能性があるのかもしれない。ただ、この第4は、いわゆるブルックナー指揮者と評される指揮者にとっては、なかなかに難物であるようで、ヨッフムなどは、二度にわたる全集を成し遂げているにもかかわらず、いずれの第4の演奏も、他の交響曲と比較すると必ずしも出来がいいとは言い難い。それは、朝比奈やヴァントにも当てはまるところであり、少なくとも1980年代までは、両雄ともに、第4には悪戦苦闘を繰り返していたと言えるだろう。しかしながら、この両雄も1990年代に入ってから、漸く素晴らしい名演を成し遂げるようになった。朝比奈の場合は、大阪フィルとの1993年盤(ポニーキャノン)と2000年盤(エクストン)盤が超名演であり、これにN響との2000年盤(フォンテック)、新日本フィルとの1992年盤(フォンテック)が続くという構図である。これに対して、ヴァントの場合は、本盤におさめられたベルリン・フィル盤(1998年)、ミュンヘン・フィル盤(2001年)、北ドイツ放送響とのラストレコーディング(2001年)の3点が同格の超名演と高く評価したい。本演奏におけるヴァントは、必ずしもインテンポに固執していない。第3楽章などにおけるテンポの変化など、これまでのヴァントには見られなかった表現であるが、それでいてブルックナーの本質を逸脱しないのは、ヴァントが最晩年になって漸く成し得た圧巻の至芸と言えるだろう。また、眼光紙背に徹した厳格なスコアリーディングを行っており、全体の造型はきわめて堅固ではあるが、細部に至るまで表現が緻密でニュアンスが豊かであり、どこをとっても深みのある音色に満たされているのが素晴らしい。金管楽器なども完璧に鳴りきっており、どんなに最強奏してもいささかも無機的には陥っていない。これは、ベルリン・フィルの卓越した技量によるところも大きいが、ヴァントによる圧倒的な統率力にも起因していると考えられる。第2楽章は、聖フローリアンを吹く一陣のそよ風のようにソフトに開始されるが、その筆舌には尽くし難い繊細さは崇高な高みに達している。その後は、ブルックナーならではの情感豊かな音楽が続いていくが、ヴァントはいささかも感傷的には決して陥らず、高踏的な美しさを保っているのが素晴らしい。いずれにしても、本演奏は、ヴァントが80代半ばにして漸く成し遂げることが出来た第4の至高の超名演であり、これぞまさしく大器晩成の最たるものと評価したい。

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  • ★★★★★ 

    kura-ota  |  不明  |  不明  |  05/August/2010

    私にとっては、一連のヴァントのブルックナーを聴く事を開眼させてくれたCDです。冒頭の霧の部分はちょっと編集時にいじったような感じがしますが、あとは特に録音面の問題は感じません。第1楽章終結部のへ向う過程のテンポ設定も面白く、それでいて度を越してない点も素晴らしいです。第2楽章後半へ入る直前のホルンのppから低弦楽器にpppで受継がれる残像部分も見事に聴き取れます。頂点に向う際のピチカートの美しさは文句のつけようなし。第3楽章のゆったりとした運びも良く、第4楽章での1880年稿フィナーレの壮大な響きも、見事に前の3つの楽章と対比がつけられてレンジが広がるのが感じられます。近年の録音で「ロマンティック」を聴きたいという入門者がいたら間違いなく当盤を薦めることになるでしょう。

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  • ★★★★★ 

    のざぽん  |  茅ヶ崎  |  不明  |  11/March/2009

    この演奏は僕の一番の お気に入りです この演奏を聞くと 思わず踊りたくなっちゃいます そのぐらいすきです

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  • ★★★★★ 

    おやばかうさぎ  |  長崎  |  不明  |  22/May/2008

    もっとも美しい音楽の、それこそもっとも美しい演奏。但しバストロンボーン以外はね。それでも最高。

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  • ★★★★★ 

    七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  25/January/2008

    これは、この曲の演奏の一つの理想型だと思う。冒頭のホルンでもうノックアウトである。例えば、日本のオケにあれだけのホルンを吹ける人がいるだろうか。弦のトレモロの克明な刻み。厳しく、深い。ミュンヘンPO盤も素晴らしいが、私はこちらに軍配を上げる。BPOはカラヤン、ムーティらともこの曲の録音を残しているが、このヴァント盤があれば十分。ヴァイオリンが対向配置でないが、ここまで良い演奏をされると、それも些細なことだ。

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  • ★★★★★ 

    ガリ  |  泪橋  |  不明  |  22/January/2008

    録音は奥行きと艶があって最高。トロンボーンはミュンヘンPOのように綺麗には鳴りませんが、第2楽章などにも聞かれる深々とした音色は重いと感じられるかも知れませんが、本当に素晴らしいです。

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  • ★★★★★ 

    I&W  |  JAPAN  |  不明  |  08/September/2007

    19’09/15’58/11’04/21’50=68’40 1998/1/30-2/1

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  • ★★★★★ 

    ルパン4世  |  浜松市  |  不明  |  29/December/2006

    ヴァント、ベルリン・フィルの最晩年のブルックナーはいずれも至高の名演と言えると思いますが、一聴したとき最も衝撃が強かったのはこの4番です。3,6番も録音して欲しかったけど、見事な散り際だったと思います。ありがとう、ギュンター・ヴァント。

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  • ★★★★★ 

    らぴーと  |  東京都  |  不明  |  02/July/2005

    終楽章コーダのホルン、その響きの悠久さは何度聴いても深い感動を呼び起こす。アーバンライナーさんのコメントに同意。森林浴をしているかのような澄んだ音色が素晴らしい。音色の美しさは4と7がダントツ。8番がこの音色で残されたらそれこそ「神」だったのに。

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  • ★★★★★ 

    なかまる  |  日本  |  不明  |  30/November/2003

    ひさしぶりに聴いてみました。この演奏が一番聴きやすいと思います。 ヴァントの90年代の録音の中でも名盤 といえるのではないでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    アーバンライナー  |  埼玉県  |  不明  |  23/September/2003

    ヴァントのブルックナー録音で、7番と並ぶ最高峰。とにかく音が澄んでいる。この版の数年前に録音されたバレンボイム(同BPO)の、分厚く勢いがあり、些か情緒的な演奏とは全く対照的である。「ロマンティック」なのでそういったバレンボイム版も悪くないが、ヴァントを聴いたらこれしか有得ない事を実感した。因みに最新の朝比奈版よりも遥かにこちらが上まる。

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  • ★★★★★ 

    KURO  |  福岡  |  不明  |  19/April/2003

    久し振りにこの演奏を聴いた。やはり同曲中ベストに入るCDであると確信した。

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  • ★★★★★ 

    ケーブルマスター ラックスメン  |  福岡市  |  不明  |  02/May/2001

    オール4の平均的演奏や、特に迫力があったり弦が美しいといったCDはたくさんあったがオール5、オールSのCDはこの1枚だけ。これを越える演奏は今後一切現れないだろう。

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