Mahler: Symphonie Nr.6 `tragische`.Etc.
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 25/March/2014
久々に聴き直し、複雑な想いです。要は出来栄えに「?」がつくということです。交響曲。第1楽章は実にアグレッシブに始まります。しっかりと響いて重みのある弦楽器、パワフルに咆哮する金管、ティンパニの迫力、とベルリンフィルの威力を存分に活かした演奏です。第2楽章になると、一転、力が抜けたように音楽がおとなしくなる。むしろ「軽い」と言ってもいいくらいに、すーっと抜けていく感じ。第3楽章はたっぷりと歌っております。カウベルも絶妙な鳴らし方で、美しい時間を築きました。第4楽章になってさあまたパワフルにいくかと思いきや、なぜかそうならない。弦と管はよく鳴っていますが、ティンパニが控えめになり、そして致命的なことにシンバルやタムタムのような金物系打楽器が抑えられていて締まりがないことおびただしい。肝心のクライマックスでちっとも開放されず、音響的にももちろんだし、曲の流れの中での盛り上がりも全く不足。ハンマーもしょぼいねえ。これはなんとも画竜点睛を欠くと言わねばならない。セッションでのカラヤンによくあるパターンで、ティンパニや金物系打楽器を抑えるスタイルなのですが、それがここでは裏目に出てどうにも物足りない。実はカラヤンにはこの曲のライヴ音源があるのですが(非正規盤)、そこでは全曲通してスーパーハイテンションの大演奏を繰り広げております。やっぱり本アルバムはセッションならではの完成度を狙った「よそゆき」のものじゃないかなあ。歌曲集は普通に良い出来。録音は良好。0 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 23/July/2009
特異な形式の多いマーラーの交響曲の中でも、古典的なソナタ形式に限りなく則って作曲された第6。それだけに、カラヤンも第9に次いで演奏会で採り上げることが多かった曲である。第6では、テンシュテット、バーンスタイン、プレートルの熱狂的、バルビローリの抒情的、そしてノイマンの純音楽的演奏等が名演とされ、世評ではカラヤンの演奏はこれらの名演に比してどうしても旗色が悪いが、私は、結構この演奏を気に入っている。ベルリンフィルの超絶的な技量を最大限に活かしつつ、全体としては重厚で、かつ抒情的な箇所では徹底的に磨きぬかれた美しさを見せてくれる。また、テンポの変化も最小限にとどめ、堂々たるインテンポで一環し、スケールの大きさにおいても比類がない。白眉は第3楽章のこの世のものとは言えないくらいの美しさ。この第3楽章に限って言えば、他のどの名演を持ってきても物足りない、カラヤンだけが到達しえた美における至高の境地と言えよう。7 people agree with this review
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