ドヌーヴ ドゥミ ルグラン -コンプリート
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masao | 東京都 | 不明 | 26/June/2011
中学生のころに見た『シェルブールの雨傘』。全てのせりふが歌で構成されているミュージカルですね。懐かしい。カトリーヌ・ドヌーヴを銀幕上で見たのはこちらが先だっただろうか。それとも、ルイス・ブニュエル監督の『昼顔』だったでしょうか。こんなに美しい女の人がこの世に存在するなんて・・・とため息をつくしかありませんでした、 解説を読むと『昼顔』は66年、『シェルブールの雨傘』は63年。日本公開はもう少し遅かったのではないでしょうか。13、14歳の僕は、どちらの映画も本当に理解してはいなかった。ただただ悲しくやるせなく、そして美しい映像に酔い痴れたものです。『シェルブールの雨傘』では13歳の少年にはその結末は残酷なものに見えました。恋愛の情熱と時間の残酷さ。最後のシーンでドヌーヴがシェルブールを後にするときの表情がたまりません。美しいだけではない。微妙な感情の機微をたくみに演じきっています。 後年ドヌーヴは演じることの基本をこの作品を含めて4本監督したジャック・ドゥミに学んだと述べているそうですが、あながち社交辞令とも思えません。 次にドゥミと組んだ作品が『ロシュフォールの恋人たち』。66年制作です。ドヌーヴと25歳で夭折した実姉のフランソワーズ・ドルレアックが双子の姉妹役で出ています。こちらのほうは『シェルブールの雨傘』とは違って3組の恋人たちの恋の行方がいささかコミカルなタッチで描かれています。ドヌーヴの恋だけが実らずに終るのかと思ってみていると最後に実にほほえましいラストシーンが用意されています。このシーンは多くを語りませんが、前作とは打って変わって、夢見る乙女の恋のファンタジーをいっぱいに広げ、見ている少女たちを満足させるものとなります。 3作目が『ロバと王女』。70年制作の作品です。段々に女性的エロスの色彩が濃厚になり、音楽の占める割合が減っていきます。60歳を過ぎた男性の監督が撮ったとは思えないほど女性的エロティシズムにあふれています。 4作目が『モン・パリ』73年の制作です。『シェルブールの雨傘』から10年。最初の2作はともかく、あとの2作は監督ジャック・ドゥミ、音楽ミシェル・ルグラン、主演カトリーヌ・ドヌーヴということが共通しているということ以外には大きな共通点はないように見受けられます。 ですが、見方を変えれば、『シェルブールの雨傘』のようなミュージカル史上においても数少ない傑作、というよりフランス映画史上においてもけっして小さな存在であるとは思えない優秀な作品が、どんな脳みそを持った人たちの共同作業で現実のものになったのかということを知ることができるのはこの企画の大きなポイントになるのではないかと思います。 もちろん、僕のようなカトリーヌ・ドヌーヴの熱烈なファンにとっては、別な意味で貴重な企画なのですが。僕が最初に買ったLPレコードが『シェルブールの雨傘』でした。2枚目がクリフォード・ブラウンのいわゆるモダンジャズ。理解していたかどうかは別としてそれなりに小遣いを投入して買ったものです。カトリーヌ・ドヌーヴは単なる美人女優ではありません。2000年に制作された『ダンサー・イン・ザ・ダーク』において優れた演技を見せて主演のビョークを引き立てたことも記憶に新しいところです。 そんなカトリーヌ・ドヌーヴの演技派女優としての開眼の様子を、このDVDボックスは教えてくれます。1 people agree with this review
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