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Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

SACD Mass In B Minor : S.Kuijken / La Petite Bande (2SACD)

Mass In B Minor : S.Kuijken / La Petite Bande (2SACD)

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  28/April/2010

    バッハのミサ曲ロ短調と言えば、私は、これまでリヒターやクレンペラー、カラヤンなどの壮麗にして重厚な名演に親しんできたせいか、各パート一人という小編成を売りにしている本盤を聴く前は、いささか不安に感じていたのが正直なところであった。ところが、実際に聴いてみると、これがなかなかに魅力的な演奏であるのに大変驚かされた。このような小編成による演奏や、いわゆるピリオド楽器を使用した演奏には、歴史考証学的には価値があると言えるものの、芸術的にはイマイチという凡演も散見されるが、このクイケン盤については、芸術性においても非常に高いレベルに達している名演と高く評価したい。一聴すると、淡々と演奏しているようであるが、どこからともなく漂ってくる至高・至純の美しさ。あたかも、ミサにおける敬虔な祈りの声が周囲から聴こえてくるかのようだ。また、各パート一人であるが故に、各声部や各楽器の動きは明晰そのものであり、演奏の精緻さをより極める結果となっている点も見過ごしてはならないだろう。この決してごまかしの効かないアプローチを行った点にも、クイケンの並々ならない自信が満ち溢れていると言える。録音も、SACDマルチチャンネルによる豊かな残響を活かした鮮明な超高音質録音であり、本名演の価値をより一層高めることに大きく貢献していると言える。

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  • ★★★★★ 

    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  21/June/2009

    ’Credo’の’Confiteor’などを、Leonhardt盤と聴き較べると、同じく中世の響きでもLeonhardtがフランドル楽派の合唱ポリフォニーを想起させるのに対して、Kuijken盤はまるでMonteverdiのマドリガーレの世界にいるような錯覚すら覚え、どちらも西洋多声音楽の歴史を眼前に蘇らせる奥深い演奏と思います。もちろん合唱を使用していないことによる、言わずもがなの欲求は色々と感じはしますし、これがロ短調ミサの究極の姿ではないのでしょうが、少なくともこれまでに出た1パート1人のロ短調ミサ演奏で、最も精緻で美しい名演であることは間違いないでしょう。Leonhardtの記念碑的演奏より20数年、La Petite Bandeが未だに世界最高のバッハ演奏団体であることも実感させます。ロ短調ミサを愛する人にとっての必聴盤の一つと思います。

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  • ★★★★★ 

    平手造酒  |  東京都  |  不明  |  31/May/2009

    ヨーロッパの香りのある、石造りの建物の中にいるような気がします。中庸の美徳とは無縁な意思あるキリエから引き込まれました。素晴らしい演奏です。

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