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Mahler (1860-1911)

CD Comp.symphonies, Lieder: Bernstein / Vpo Concertgebouw O Nyp

Comp.symphonies, Lieder: Bernstein / Vpo Concertgebouw O Nyp

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Showing 1 - 9 of 9 items

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  29/June/2011

    バーンスタインはマーラーの交響曲全集をDVD作品を除くと3度にわたって録音した唯一の指揮者であると言える。本盤におさめられた全集はその3度目のものであると言えるが、正確に言うと、バーンスタインは本全集を完成する前に惜しくも鬼籍に入ってしまったところだ。というのも、第8番、「大地の歌」そして第10番の新録音を果たすことができなかったからであり、それ故に、第8番については没後発見されたザルツブルク音楽祭でのライヴ録音(1975年)、「大地の歌」については本盤には未収録、そして第10番は2度目のDVDによる全集中の演奏(1974年)をCDに焼き直したものがおさめられているところである。このような若干の未完成というハンディはあるものの、本全集こそは、あまた存在する様々な指揮者によるマーラーの交響曲全集に冠絶する至高の超名全集と高く評価したい。バーンスタインは、かつてニューヨーク・フィルの音楽監督の時代には、いかにもヤンキー気質の爽快な演奏の数々を成し遂げていたが、ヨーロッパに拠点を移した後、とりわけ1980年代に入ってからは、テンポは異常に遅くなるとともに、濃厚な表情づけの演奏をするようになった。それは本全集においても例外ではなく、その演奏は、これまでの1度目、2度目の全集と比較してもテンポの遅さや濃厚さが際立っていると言える。しかしながら、他の作曲家による楽曲は別として、マーラーの交響曲や歌曲においては、こうしたゆったりとしたテンポによる濃厚さがすべてプラスに作用していると言えるだろう。そして、バーンスタインのアプローチは、ゆったりとしたテンポや濃厚な表情づけを基軸としつつ、変幻自在のテンポ設定や思い切った強弱の変化、そして大胆なアッチェレランドを駆使してこれ以上は求め得ないようなドラマティックな演奏を行っていると言えるところだ。マーラーの交響曲のテーマは、楽曲によって一部に例外はあるものの、基本的には死への恐怖と闘い、そしてそれと対置する生への妄執と憧憬であると考えるが、バーンスタイン以上にそれを音化し得た演奏は、テンシュテットによる最晩年の演奏以外には存在しないと言っても過言ではあるまい。こうした渾身の大熱演が我々聴き手の肺腑を打つのであり、前述のように、第8番や第10番など、1970年代の録音も一部に含まれてはいるが、本全集の各演奏こそは、史上最大のマーラー指揮者であったバーンスタインがその最晩年になって漸く成し得た究極の名演奏と言っても過言ではあるまい。マーラーに縁があった3つの超一流のオーケストラを起用したのも特徴であり、奥行きのある深沈とした表現が必要不可欠な第9番には北ヨーロッパの楽団ならではのくすんだいぶし銀の音色が魅力のコンセルトへボウ・アムステルダムを起用したり、壮麗な迫力を必要とする第2番にニューヨーク・フィルを起用するなど、各オーケストラの使い分けも実に考え抜かれた最善の選択がなされていると評価したい。第4番の終楽章ではボーイソプラノを起用するなど、若干のやり過ぎの感も否めないところではあるが、本全集全体の評価を貶めるほどの瑕疵があるわけではないものと考える。録音は、第10番を除くとすべてライヴ録音であり、とりわけ1970年代の録音である第8番や、本全集の本来の最初の録音であった第9番など、やや冴えない音質のものも存在していると言える。数年前には、本全集全体のSHM−CD盤が発売されたが、リマスタリングされたものが第5番に限られており、音質改善効果がさほど見られなかったのは残念であった。いずれにしても、史上最高のマーラーの交響曲全集であり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化をしていただくなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

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  • ★★☆☆☆ 

    閑人  |  倉敷市  |  不明  |  11/April/2009

    諸氏が書かれているとおり、どうせなら同じ値段でSACDを出してほしいですね。ユニバーサルはSHM−CDを出して以来、SACDを廃盤にしています。しかしやはり臨場感でSACDが圧倒的に上です。そのくせバカ高いガラスCDなどを出す。プレーヤーの普及率から商売優先になっているのでしょう。昨年までにかなり買っておいてよかったとつくづく思っています。

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  25/November/2008

    もはや好き嫌いのレヴェルを超越している。

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  • ★★★★★ 

    アルペン  |  千葉県  |  不明  |  20/October/2008

    気合いの入ったすばらしい演奏。録音も重心が低くここちよい。SACDで聞きたい。村井氏がおっしゃるように、ユニバーサル社は、文化遺産ともいうべき多数の録音をSACD化すべきです。なにしろSACDを開発したフィリップスのレーベルも抱えているのですから。

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  名古屋  |  不明  |  23/September/2008

    SHM-CD化で、この全集の中心をなす80年代の録音についても、響きの重心が下がって解像度が増していることは、トータル100万円に満たないわが家の装置でも確認できた。だが、その差はわずかで、良い状態のCDを持っている人が買い直すに値するかは微妙。『大地の歌』などはマスタリングが悪いのか、英DECCA盤CDに負けている。SONYがNYP時代の全集のSACD化で見せてくれた通り、マスターにCDに収まりきらぬ情報があるとすれば、他社以上にこういう不滅の文化遺産を抱えるU社はクラシック部門だけでもSACDの再採用に舵を切るべきではないのか。

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  • ★★★★★ 

    ルパン4世  |  浜松市  |  不明  |  19/April/2006

    バーンスタインは録音史上最高のマーラー指揮者でしょう。1,2,5,7,8,9,10は特に素晴らしい。値段を考えるとバラで買うのとどちらがいいか微妙ですが、買って損する全集では無いでしょう。ちなみに4番は旧盤(60年)が完璧と言っていいほどの超名演。グリストの名唱も光る。

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  • ★★★★☆ 

    温泉パパ  |  函館市  |  不明  |  26/July/2005

    オケの振り分けがそれほど効果を挙げていないように思います。全部NYPで良かったのでは?VPOとの演奏は,やや極端の感を免れません。ただし8番は中2の大晦日にFMで流れた演奏だったので,レニーの死による音源の起用には複雑な気もするが,嬉しかったことは確か。もう一つの例外は9番!これには無条件降伏します。

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  • ★★★★★ 

    hiroshi  |  仙台  |  不明  |  02/October/2004

    バーンスタインは好き嫌いがはっきり分かれる指揮者ではあるが、マーラー演奏家のキーマンであることは理解しておいた方がよい。その様な意味からすればこの全集は是非持っておくべきでしょう。

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  • ★★☆☆☆ 

    椿  |  太平洋  |  不明  |  05/March/2004

    バーンスタインのマーラーに対する思い入れは良いがそれはそれ、お客に音楽を聴かせて欲しい。

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