Tannhauser : Lehnhoff, P.Jordan / Deutsches Symphony Orchestra, Gambill, Nylund, etc (2008 Stereo)(2DVD)
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やっぱり60年台 | Hyogo | 不明 | 23/October/2014
BSの2014年バイロイトの悲惨な舞台を観て、毒消しに改めて本DVDを観ました。 改めて内容、画質、録音揃って素晴らしいDVDだと思います。古いのでは78年デイヴィス盤がありますが、画質、演出共に最早満足出来る水準ではありません。ジョルダンの指揮はキビキビしていて快適です。好みもあるでしょうが、マイヤーのヴィーナスは当たり役だけに素晴らしい(この人を年だとか、いつまでやるのとかいう不敬の輩は観ないでいい!まだまだ、声の出る限りワグナーをやって欲しい)。ニュルンドはこちらの方が断然素晴らしい。所々変な演出がありますが、最近のバイロイトのような改変ではありません。 ギャンビルは見かけが貧相で損してますが、ケルルよりも断然いいですね。星は4が妥当でしょうが、最近のバイロイトの水準を考慮し比較浮上して5つ星とします。繰り返し鑑賞に耐えるの意味も含んでいます。 あとね、このカバー何とかならんのですか。折角、美形のマイヤーやニュルンドがいるのに、死にかけのギャンビル・タンホイザーを使わんでもええやろ!4 people agree with this review
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 13/March/2014
大好きな『タンホイザー』の比較的新しめの上演。まず、歌。タイトルロールのギャンビルは、固めで細身の声で、個人的にはもう少し「逞しさ(=図太さ)」が欲しい。声量も乏しいのでしょうか、頑張って声を張り上げている感じがしますが(オケや女声陣と張り合うには仕方なし)、その分、ニュアンスに乏しい一本調子になりがちで不満はあります。マイアーのヴェーヌスはやや粗い。ちょっと年がきましたかな。他はみな結構。ヴォルフラム、エリーザベト、ヘルマン、みないい歌です(勇ましいビテロルフも好調)。ジョルダンの指揮は、ちょっとまだ想念を持て余している気がします。大きなドラマを作ろうと思いながら、うまくオケにそれが伝えられないという感じで、特に劇性が弱いなあ。ステージはまあ、何ともねえ、といふ感じ。第1幕はほぼ意味不明で感心しない(演奏もややだれている)。モジモジ君がたくさん並んでもヴェーヌスベルクの「いかがわしさ」は伝わらんぞ。第2幕は正直カラオケ大会。別にマイクを持たせなくていいでしょう。第3幕はまあまあ。レーンホフは、前のリングもちっとも感心しなかったけど、これも大したことはない。演出上でむしろきちんと「表現」した方がいいのではないか。歌手の身振りや表情、コーラスの動きなどはむしろ生硬で、感情もドラマも表現不足だと思いますね。画像と音は優秀。特に画像はブルーレイのスペックが生きています。音もいいのですけれど、ステージノイズを拾い過ぎ。2 people agree with this review
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宮城野のクーベリック | 宮城県 | 不明 | 05/December/2009
1幕のヴェーヌスベルクの演出はもう少しどうにかならないかと思う。しかし、全3幕を通じてテンポがゆったりしており各アリアはたっぷりと聴かせてくれる。時にパルシファルを聴いているかの錯覚に陥る。日本語字幕はうれしい。輸入版は中国字幕が多かったが、独自のHD-DVDのフォーマットを採用する影響か、日本語字幕が採用されている。今後もこの傾向が続くことを期待したい。マルチチャンネルもいよいよ7.1chが聴けるようになったが、我が家のシステムでは2.1本スピーカーが足りない。2 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 30/May/2009
マイクの置かれた歌合戦会場は現代のオーディション番組さながら。演出は色々と工夫をこらしているが、エンディングは『ファウスト博士』のパクリだし、どこかで見たような二番煎じ感がつきまとう。コンヴィチュニー演出のような真の天才的ひらめきに欠けるのは如何ともしがたい。声自体の力不足は覆うべくもないギャンビルだが、二つの世界に引き裂かれ、どこまでも優柔不断な男という演出コンセプトには合っている。マイアーは相変わらず堂々たる貫祿。ワーグナーとしてはまだ贅肉のある曲だけに、粗削りながらシャープな指揮は大変好ましい。1 people agree with this review
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