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Ravel (1875-1937)

CD Orch.works: Inbal / French National.o

Orch.works: Inbal / French National.o

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  • ★★★★★ 

    torasan  |  東京都  |  不明  |  24/October/2020

    ずっと以前に購入し初めて聴いたときは、『なんととらえどころの無い録音か。演奏ももやがかかっており、フランスのエスプリを感じない!』と、お蔵入り。最近スピーカーを新しくたら評価が180度逆転、ワンポイントマイクの自然さをじわっと感じ、驚いています。当時のデンオンのエンジニアの感覚的なするどさや商業的な売らんかなの姿勢に背を向けた姿勢に、感じ入っています。こんな録音が海外にまで行って行われていた時代は、何とすごいことか。はでさは無いが、そこには有るべき録音に対する確固たる姿勢がある。それを受け入れられる懐の姿勢が、我々に問われているのがこの録音なのではないかと、改めて感じ入りました。バブルの頃の日本は、恐るべしです。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  01/January/2019

    何かえらく評判が分かれていますが私はとても良いものを聞かせてもらったと思います。録音レベルは比較的低いと思いますが、音質は悪くないです。音楽的にはあっさり系ですがラヴェルらしい香るものはあるし、インバルらしい響きも出ています。各ジャケットもオリジナルかどうかは知りませんが、一枚毎に異なりますし、良いですよ。

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  • ★★★★★ 

    みたけ  |  不明  |  16/June/2012

    当盤に最初に書き込みしたのが2003年。随分経ちました。さて、改めて聞き直しています。●●●まずは録音。当時のマーラー、ベルリオーズ等とも聞き比べてみても弱音の録り方にフォーカスを置いたものに感じます。マーラーでは前面展開されたマスとしての音響空間の再現(だからこそ”千人”はどことなくふっきれずもどかしい。ベルリオーズのセッティングで録って欲しかった・・・)、ベルリオーズではもっと積極的に音響空間のまっただ中に身を置いたような表現、低弦がゴソゴソとうごめいている様子や、音が上空に抜けていく感覚が麻薬的(ベルリオーズがレクイエムで表現したかった音空間?)、ラヴェルでは弱音にも空気を揺り動かす力があることを証明するかのようなこだわりを感じます。この空気感が再生装置によって様々な聞こえ方をするのでしょう。”行き過ぎた”感も否めませんが、デンオン録音の一到達地点として大いに貴重に思えます。●●●演奏は、ラテンorゲルマン、フランスorドイツと言った二元論を越えて、むしろ”ラヴェルとは何か”を提示することが命題なのでしょう。(そうした意味ではインバルのチャイコフスキー3部作も同じアプローチと言えます。ロシア的な枠を外して”チャイコフスキーとは”に切り込んだものに思えます。)分析的かというと、分析的+アグレッシブ=エキセントリック(ブルックナーがそうでしたね。ちなみにアグレッシブ方向だとリストのファウスト交響曲がお奨め。^^)となってしまうのを完全に避けていますし、まただからといってクールなわけでもありません。ただただ平時であること、当たり前であること、分析的に思われることすら作為と見なしていること、激しないこと、気取らないこと。そうすることによってなにより”ラヴェルであること”こそがインバルにとって最大の価値のではないかと思えます。”作為を排除しようとする作為”という、なんだか訳のわからない循環に陥ってしまいますが、それこそがインバルの”理”であり”意”なのでは。ここに踏み込むのって結構怖いことだと思うのです。●●●ベルリオーズとともに当時のインバルの”怖さ”を最大限に知らしめるものとして改めてお奨めします。(昨今はインバルも巨匠然として随分演奏の質が変わってきましたもんね。)

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  • ★★★★★ 

    盤鬼hmv11  |  福岡県  |  不明  |  30/May/2011

    以前から購入し御蔵入りしていたCD。彼の演奏には何かと緻密だの分析的だのとの評がつきまとうが、一音一音を確かめるが如く淡々と歩を進めていくその演奏スタイルによるところが大きいのであろう。閑話休題。ところで、本CDというかデンオン録音に対する嗜好がこれ程にまで分かれるとは…、全くもって意外であった。何もクラシック音楽に限られたことではないが、一方でコンサートプレゼンスの雰囲気を求める方々も居れば、他方で耳あたりの良い心地良い音を好む方々も多い。音楽を聴くにまでストレスを感ずるのはまっぴら御免だ、というその気持ちも解らぬではないが、音源だけは基準といえるレベルは保持すべきであると考える。その意味で本CDの収録は至極真っ当なものと断言できる。かく言う小生もチョット聴きで御蔵入りしていたのは冒頭の通り。足掛け5〜6年を費やし、生演奏の記憶を基準としてじっくりと部屋・機器のチューニングに意を注いだ結果何とか9割がた能力を引き出せる様になったと確信を得られた時、疑問の有ったCD群を改めて再生してみたところ以前とは思いもよらぬ良い結果が出て愕然としたものだ。一部の諸兄の仰せの通り、恣意的な強調の無い極めて自然な音場感を確認できた。それなりの機器だからと謙遜なさる方々も時間をかけて根気よく追い込んでみることを御勧めする。安価な装置であっても性能は思いの外優れているのだと実感されるに違いない。ラヴェル作品はこうであらねばならぬ、とした先入観を断ち切って虚心に耳を傾ければ色々な発見ができること受け合い。

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  • ★★★★★ 

    AOY  |  横須賀  |  不明  |  29/May/2008

    このラヴェルはマルティノンに並ぶ魅力がある.録音は私の装置にはとても相性が良い.高音再生の特性が重要と思う.弦の絹のように滑らかな感触はフランクフルトの方が一層顕著だが、フルートを初めとする木管の色彩的でかつ、天上の響きが心地よい.すっかりフアンになってしまった.

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  • ★★★★★ 

    大沢夏男  |  兵庫県  |  不明  |  17/February/2006

    たしかに収録音のレベルは低いけれど、実に美しくすばらしい録音です。再生装置いかんでCDの録音を評するのもいかがなものか。演奏は文句なし。いま毎日聴いています。それにしても美しい。

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  • ★★★★★ 

    林檎太郎  |  信州  |  不明  |  31/October/2004

    クリュイタンス、マルティノン、デユトワ等のラベルに求めるようなものを期待すると、裏切られる。しかしここにはラベルのひとつの本質が間違いなく刻印されている。デンオンの録音はたしかに再生装置を選ぶし、家庭のリスニングルームでは、ボリュームを固定して聴けないダイナミックレンジの広さもあって、再生はたしかに難しいです。

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  • ★★★★★ 

    のほほん  |  横浜  |  不明  |  27/July/2004

    なかなかによいです。音もフランスのオケを感じますし。シニカルさを前面に出しつつも、湧き出るエスプリを感じます。 音の方は、スピーカーが慣れてくると問題ないのでは? CD2,3の小品集がとくに良いかと。

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  • ★★★★★ 

    北の火薬庫  |  旭川  |  不明  |  17/January/2004

     仕事とともにノートパソコンで聞いております。安いノートですが、音の定位感は抜群で、クリアな音です。録音のせいか「きらびやか」ではありませんが、これは、まぎれもなくフランスのオケの音です。インバルの解釈は、なんとなくフランス的な「キラキラ」した感じに「ちょっと待て」とこだわりを感じさせるもの。違和感のある方もいるかもしれませんが、「背筋がぞくぞく」する感想を持つ方がいても不思議はないでしょう。この快演がこの値段なら、もうけもの。

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県穂高町  |  不明  |  15/January/2004

    様々なレビューが記載されているので逆に面白がって購入しました。当方はほどほどのオーディオで聴いているためか、ノイジーさとか意外と気になりませんでした。また、フランスのオケのためか、ある程度フランスものの雰囲気は出ていると思います。もう一組欲しい、あるいは気軽にラヴェルを聴いてみたい人には価格も安くお薦めです。

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  • ★★★★★ 

    くるみ  |  横浜  |  不明  |  21/September/2003

    演奏はダフニス、展覧会、ラ・ヴァルスが特に気に入った。インバルは暗い曲が得意?録音は賛否両論あるようだが、私は断然DENON支持派。透明感、音場再現、共に秀逸。音色に他メジャーレーベルのような作為的な色気が無いのと、レベルが低いのが一般受けしないのかも・・・。いずれにしろ安すぎる!

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  • ★★★★★ 

    霧島あきら  |  みやこのじょう  |  不明  |  27/June/2003

    ダフニスとクロエは、何だか幻想的な世界に足を踏み入れた感じで非常に良かった。ボレロは軽やかな感じが良かった。ラ、ヴァルスは、ワルツのテンポ感が非常によかった。亡き王女のためのパヴァ―ヌは名曲だ。インバルもフランス国立管も実にうまい。海原の小舟は、情景描写が見事。納得の1曲だ。展覧会の絵は、大オーケストラを振るとうまいインバルの名演だ。フランス国立管も好演。他の曲も全てグッドと言う事で総合点は10点だ。

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  • ★★★★★ 

    TI  |  不明  |  02/April/2003

    私の持ってるのはどれも、ぐちゃぐちゃっとした演奏が多いのですが、これを聞いて何だか目の前が開けたような、霧が晴れたような、とにかくとても新鮮な驚きでうれしくなっちゃいました。それに良く考えるとRAVELって本当はこうなんじゃないか?とも思いました。けっこー誤解、歪解されてるのかな、と。伝記などで知る彼の人となりからすると、たいへん洗練されたダンディで、頭の中は理数系だったようなので、このインバル氏の解釈、作曲者のセンスに近いかも、とか想像しながら聞いてます。すごく気に入りました。RAVEL好きの方にはぜひ一度!

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  • ★★★★★ 

    マスキー  |  青森  |  不明  |  23/March/2003

    上の人のレビューが気になって不安がありましたが、聴いて納得。エレガンス・ノーブルよりもその裏側を深く抉った演奏。いわば月夜に窓から顔半分覗いているラヴェル。今まで何かふっきれない75点指揮者だと思っていたインバル氏。見直したぜ!と同時に、あらためて作曲家ラヴェルの凄さに総毛立つ想いがする。そういった意味で演奏・録音・価格すべて含めて10点満点!

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