愛の試み 新潮文庫
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paul | 静岡県 | 不明 | 24/April/2021
代表作「死の島」が廃版になってしまっている、巨匠福永武彦氏ですが、このエッセイ集「愛の試み」は息長く続いています。通読するには大した苦労は必要ないのですが、しつかり読み込もうとするとなかなか骨が折れ、難解な部分もあります。しかし、このエッセイ集を私なりに端的に表現すると、次のようなことになります。「人間は誰しも孤独です。これは一人ひとりがそれぞれ各々の魂を持っていることから、人間いや生物として逃れることのできない宿命というべきものです。しかし、孤独に生きるままでよいのか。孤独のままでは人生は味気ないものですし、人生における個人の成長も社会の発展もないのではないか。そこで『孤独に抵抗する試み』として愛があるのだと考えます。愛がすべてを解決するということは残念ながらないと思います。もしかすると愛とは個体としての人間が持つ感情であり一方的なものであることを逃れられないため、何の解決にもならないかもしれません。しかし、我々は孤独であるという宿命に抵抗し、より良い人生を求め、作って行かなくてはなりません。そのために愛が必要なのです。」福永氏には、全然違うと言われてしまうかもしれません。申し訳ありません。0 people agree with this review
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