草山の語る近世
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iron3K | 東京都 | 不明 | 18/April/2021
江戸時代の「里山」と民衆の関係史。昨今、人里に近い二次林を「里山」と呼んで美化する傾向があるが、本書の論点を要約すると以下の通りである。近世農村地帯の「里山」は概して高木が少なく草地が多かったのだが、その理由は単純であり、農業生産を維持するために多量の植物由来の肥料を必要としたことにある。17世紀を通した人口増加と農地開発の結果として草山・はげ山化が進行し、関西の一部などでは土砂流出などの水害に対する藩を超えた広域的な対策が必要とされた。口語訳された史料や図版も含まれており、約100頁の小著にしては読み応えがあり、相応の説得力も感じる。日本の歴史的自然環境と人々の関係に興味のある全ての人に必読の好著。アメリカの著名な環境史学者コンラッド・タットマンによる林産物の利用と植林に焦点を当てた著書と併せて読むことを勧める。0 people agree with this review
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