In The Studio (Remastered)
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joe | 宮城県 | 不明 | 02/September/2009
1stアルバム「スペシャルズ」 79年 時代はパンク・ニューウェイブムーブメント吹き荒れる中,2トーンという白人黒人混合のバンドでデビューした彼ら。当時はモッズ・パンクス・スキンヘッヅ(そこにナショナルフロント等極右思想信奉団体までいたからややこしい)ファッションや信条・好みの音楽での住み分け・いがみ合いが激しかった時代だ。そこにブラック&ホワイトのバンドがデビューするなんて余程の覚悟が要ったに違いない。しかし彼らが奏でた音は誰もが踊らずにはいられない程の飛びっきりのダンスミュージックで,尚且つその中に辛辣なメッセージも含まれていて,あっという間に若者の耳目を集めたのだった。そう!彼らの音楽は先ずそのポップさで聴く者を楽しませ,そしてジワジワとメッセージを伝え,聴く者の考えを揺さぶっていく。パンク・ニューウェイブの流れでレゲエが注目されてはいたものの,彼らはレゲエよりも前時代のスカという強力なリズムを武器に,人種や思想の壁を越えた融合をたった1枚のアルバムで見せてくれたのだ。それは見事なモノだった。 2ndアルバム「モア・スペシャルズ」 当時,スタカンになっていたP,ウェラーがお気に入りのアルバムとして挙げていたインタビューを思い出す。この「モア〜」には1stのスカ一辺倒から音楽的に成長し,様々なジャンルやボーダーを越えた雑種・雑食性に溢れた音が詰め込まれている。それらが雑多に散らかされることなく,スペシャルズmadeの音に消化(昇華)された,これまた見事なポップさに(そして1st以上のインテリジェンスさえ感じさせる)溢れた名盤だった。 で,この3rdアルバム・・・ 契約の問題やメンバー間のトラブルもあり1人去り2人去り・・・,最早スペシャルズではなくなってしまった後に,残った主要メンバーのジェリー・ダマーズが作ったアルバム。スペシャルズを名乗る前のバンド名スペシャルAKAに戻し,2ndまでに積み上げた音楽的成長を生かそうとしたアルバム。しかしそこにはもう,飛び跳ねるような強烈なスカも,ゆったりとくつろぐレゲエのリズムもなく,ダークな音調に彩られたソウルミュージックとでも言うべきものに変わっていた。当時の流れでポリティカル・コンシャスな曲も多く,ワムを皮肉った曲やマンデラの釈放を訴えた曲もある。 1つの偉大なバンドが1stと2ndで時代を画し,3rdで終焉を迎えたのだ。30年近く経っても私の中ではまだ彼らの音は死んでいない。この鬱屈した3rdでさえも愛おしく聞こえる。踊り,口ずさみたいなら1st どんな状況でも楽しめるのが2nd そして1人ジックリ聞きたいのなら3rd 余りに勝手だが自分はそうやって聞いている。0 people agree with this review
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