Mendelssohn: Violin Concerto./Shostakovich: Violin Concerto No.1
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困ったお父さん | 三重県 | 不明 | 12/July/2021
メンデルスゾーンもショスタコーヴィッチも線は細いが軽やかで美しいハーンのヴァイオリンが堪能できます。現在の彼女であればもっと凄い演奏をするのではないかと感じさせる「進化するヴァイオリニスト」だと思います。0 people agree with this review
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rela-cla88 | 愛知県 | 不明 | 07/March/2021
ヒラリー・ハーン 20代前半頃のメンデルスゾーン 。若くして凄い演奏技量の高さです。 早めのテンポで粘ることなくチャキチャキっと進んでいきます。 最終楽章は更にたたみかけるような演奏で、彼女の若さと勢いを感じました。 良い演奏ではありますが、私には音の線が少々細く感じられました。 ウルフ・オスロフィルは無難な感じ。 ショスタコーヴィチとのカップリングで、彼女の超絶テクニックが聴ける音源です。 今ではヒラリー・ハーンも40代。年齢を重ねた彼女の再録音を聴いてみたいですね。1 people agree with this review
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yasukun | 大阪府 | 不明 | 19/January/2014
ショスタコーヴィチのバイオリン協奏曲第1番はこのCDを最初に聞き、続いてオイストラフと庄司沙矢香のCDを聞きましたが、それぞれに良さがあり甲乙つけがたし、というのが私の素直な印象です。ハーンの演奏は他のどれよりも演奏技術が劣ることがなく、完璧です。特に第2楽章と最終楽章のたたみかけるような部分は他の演奏を寄せ付けないでしょう。若武者が快刀乱麻と突進していくようなエネルギーを感じます。20才を少し過ぎた頃の録音ですが、このような演奏は今後彼女自身もできないのではないかと思います。おそらく技術的にピークにある年代の記念碑的な録音になるでしょう。奇数の楽章の内省的ともいえる部分については、オイストラフや庄司沙矢香らに譲るところがあるかもしれませんが、若い演奏家の迫力を感じることができる良い演奏だと思います。このような演奏をさせたヤノフスキもすごいと思います。ヤノフスキは現代音楽も得意としており、ショスタコーヴィチのようにモダンな側面をもつ楽曲に向いているのだろうと感じます。テンポの速いハーンを煽ってさらに熱気を引き出したのは、ヤノフスキではないかと。1 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 17/September/2012
本盤には、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番という、性格も作曲年代も大きく異なる楽曲どうしがおさめられている。このような意外な組み合わせをしたCDは本盤がはじめてであると思うが、それだけにヴァイオリニストの実力のほどが試される一枚と言えるだろう。このカプリングを主導したのがメーカー側なのか、それともヒラリー・ハーンなのかは不詳であるが、仮にヒラリー・ハーンであるとすれば、それは並々ならぬ自信ということになるであろう。それはさておき、演奏については、やはりメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が素晴らしい名演だ。1979年に生まれ米国で育ったヒラリー・ハーンは、本演奏の当時はいまだ23歳の若さであったが、楽曲が、メロディーの美しさが売りの同曲だけに、むしろ若さが大きくプラスに働いていると言える。卓越した技量の持ち主でもあるヒラリー・ハーンであるが、それに若手女流ヴァオリニストならではの繊細で優美な情感を交えつつ、同曲の魅力を十二分に味わわせてくれるのが素晴らしい。いささか線の細さを感じずにはいられないところであるが、楽曲がメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲だけに、そのような欠点は殆ど際立つことはなく、同曲の持つ美しい旋律の数々が繊細かつ優美に歌い抜かれているのは見事というほかはない。もっとも、終楽章の終結部においては、畳み掛けていくような気迫や強靭な生命力が漲っており、必ずしも優美さ一辺倒の演奏に陥っているわけではない点にも留意しておく必要がある。ヒラリー・ハーンによるかかるヴァイオリン演奏をしっかりと下支えしているのがヒュー・ウルフ&オスロ・フィルによる演奏である。必ずしも超一流の指揮者とオーケストラでなく、むしろ軽快とも言えるような演奏を展開しているが、いささか線の細さを感じさせるヒラリー・ハーンのヴァイオリン演奏の引き立て役としてはむしろ理想的と言えるのかもしれない。いずれにしても、本演奏は、ヒラリー・ハーンが気鋭の若手ヴァイオリニストとして脚光を浴びていた時代を代表する素晴らしい名演と高く評価したいと考える。他方、ショスタコーヴィチのヴァオリン協奏曲第1番は、大変美しい演奏であるとは言えるが、今一つ踏み込み不足の感が否めないところだ。オイストラフに捧げられた同曲であるが、その楽曲の内容は、諧謔的かつ深遠であり、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のように、スコアに記された音符の表層を丁寧に音化していくだけでは、到底その真価を描出することはできないと考える。同曲は、旧ソヴィエト連邦という、現在の北朝鮮のような国で、ひたすら死と隣り合わせの粛清の恐怖を味わった者だけが共有することが可能な絶望感などに満たされていると言えるところであり、よほどのヴァイオリニストでないと、同曲の魅力を描き出すことは困難であるとも言える。当時いまだ23歳で、米国で生活してきたヒラリー・ハーンには、同曲のかかる深遠な内容を抉り出すこと自体がなかなかに困難というものであり、ヒラリー・ハーンには、今後様々な経験を重ねてから、再び同曲の演奏・録音に挑戦していただきたいと考えているところだ。いずれにしても、本盤の評価としては、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が★5つ、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番が★3つであり、全体として★4つの評価としたいと考える。音質は、2002年の録音でもあり、従来盤でも十分に満足できるものであると言えるが、数年前に発売されていたシングルレイヤーによるSACD盤は、当該従来盤をはるかに凌駕するおよそ信じ難いような圧倒的な高音質であり、加えてマルチチャンネルが付いていることもあって、音質の鮮明さや幅広い音場の臨場感に驚嘆するほどであった。現在では当該SACD盤は廃盤であり入手難であるが、それを探す価値は十分にあると言えるところであり、中古CD店で入手できるのであれば、多少高額でも購入されることをおすすめしておきたい。3 people agree with this review
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TKOクラシック | 神奈川県 | 不明 | 16/September/2012
ハーンの演奏をどう感じるかですかね。私は、スタイリッシュというか、クールというか、わりと好きな演奏です。厚みがなく今一という方もいらっしゃいますが、しつこくなく、粘っこくなく、心地よいです。さらりと聴くには最高です。ジャケットの写真も絵になりますね。0 people agree with this review
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森林浴 | 京都府 | 不明 | 16/May/2010
ショスタコVC1番をムローヴァ、ハーンと聴くにつれ、女流奏者にこの曲は身体機能的に根本的に不向きではないかと考えさせられる。作曲者による社会的動機を度外視して、純音楽的に考えてみても、このような弓の圧力ではオーケストラ符のヴォリュームそのものに太刀打ちできない(幸いヤノフスキ=オスロPOが軽調な音色なので、何とか均衡しているが)。特にハーンの音色、フレーズの起点終点の扱いは、バッハのパルティータのレシピから脱却できておらず、曲の性格との間に大きな解離を感じさせる。戦後の米国育ちには無理な事かも知れない。これを聴いた後で、先ごろ出たオイストラトフ=ムラヴィンスキーの1956年ウイーンムジークフェラインザールライヴを一聴される事を薦める。良い楽器とボーイングの精度のみでショスタコを奏すべからずと、彼ら初演者たちが怒っている。3 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 11/February/2010
ハーンのヴァイオリン協奏曲演奏盤は本盤でのメンデルスゾーン/ショスターヴィチという風にどちらかと言えばポピュラー名曲物と少し難しい現代物との組み合わせ路線が以降でもパガニーニ/シュポア、シベリウス/シェーンベルクといったカップリング盤でも続いたようです。さて本盤、メンデルスゾーンの方はテンポとして若干速いような感じがしたのですがタイムは@12’01A8’10B5’56と両端楽章は心持ちというだけでむしろ中間楽章はじっくり進めています(この顕著な例がバッハのヴァイオリン協奏曲第2番で私はこのバッハ協奏曲にはメロメロなのです)。私の好みではメンデルスゾーン協奏曲ではこの中間カラーが両端楽章にもあれば・・・テクニック優先の忙しさが私のような素人の耳には残った次第です。むしろ本盤ではもう一方のショスタコーヴィチの協奏曲に関心が行きました。オイストラフに捧げられたこの曲、他の演奏をそんなに多く聴いてはいないのですがロシア・ユダヤ?民族的なカラーに貫かれたこの曲、第1楽章沈うつな情とそれに半音階的要素が加わり雰囲気が作られますがハーンは持ち前の集中力でもって自在に展開して行きます。続く楽章も次から次へと表れるテーマにちょっと尻込みしましたが第3楽章での八つの変奏を経たカデンツァでは彼女のバッハ演奏を思い出しました。最後の少し狂暴的な処からコーダへは演奏の巧みさとお膳立ての上手さが光っております。ハーンにはこのような少しクール無機的なCG風な曲・・・これがまた難しい曲ばかりで・・・へのマッチング度合いが高いように他の現代曲演奏を含め感じました。ショスタコーヴィチの演奏タイムは@12’34A5’36B14’44C5’20であり第2楽章のスピード感が凄いです。どちらも2002年録音でオーケストラはOPO、なお、私はこの二人の指揮者には不案内でありますがウルフの健闘は理解できました。いろいろなフォーマット仕様があるようですが素晴らしいランクに止めておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)1 people agree with this review
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島蛸 | 不明 | 04/November/2008
突如タコ1にハマり、あれこれ聞いたがいちばん気に入ったのがこのハーンのディスク。この曲は、ゆっくりやると急に色んな気配がのしかかって来る気がするが、ハーンの演奏はそれらから逃れるかのように速い速い。結果、まんまと逃げ切りに成功。かっちょえーショスタコービチを聞きたいヒトにおすすめです。 メンコンは苦手なので、まだ聞いてません3 people agree with this review
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MO | 横浜 | 不明 | 20/February/2007
評価は高いが、実際に聴いてみるとハーンのバイオリンは線が細く、音色も決して美音とまではいかない。メンデルスゾーン、ショスタコーヴィチともにテンポがかなり速めで、全体を通してすっきりとした印象を与える。ただ、2曲ともに、同じような表現に聴こえてしまい、表情がやや乏しい。スピード感とノリの良さはピカイチだが、もう少し深みが欲しいのが残念なところ。もっともこの演奏もハーンの技術力の高さがあって成り立っている。他ではなかなか聴けない。ぜひ一度聴いてみるべき。フィナーレの疾走などまるで機械のような正確さだ。2 people agree with this review
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火へんに華 | 千葉 | 不明 | 30/July/2006
ショスタコーヴィチのVn協を楽しみにしていたのだけれど、メンデルスゾーンの方がすばらしかった。ウルフの伴奏について書いている方がいないのが非常に残念。今時珍しいほどロマン的でなまなましい音がする。この伴奏があって、ハーンの汚れを知らない様な、透明なヴァイオリンが生きてくるのだと思う。ショスタコーヴィチは瞑想的な含みが欲しい。純粋音楽として聴かせるけれど、この曲の真価を引き出すには、より深い洞察を要するはずだ。その点でハーンもヤノフスキも十全な表現で完遂しているとはいえないだろう。0 people agree with this review
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MASA | 神奈川 | 不明 | 06/April/2006
メンデルスゾーンやショスタコーヴィチの終楽章の盛り上がりなど、ハーンの右に出る者はいないでしょう。細部まできれいに聴こえます。聴き終わったあとの満足感が他とは違います。メンコンはこのCDがあれば十分です。ショスタコはオケがうまいです。ハーンはあまり揺らさず正しいテンポで突き進むので、全体的な流れが感じられます。最後は全力投球しています。まさに クール&ビューティーにふさわしい。0 people agree with this review
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イナゾー | 札幌市 | 不明 | 19/November/2005
メンデルスゾーンは完璧。 しかしタコでは揺らぎやズレがこの曲の重要なファクターなのに、まったく正しいテンポがとられているため、一般的な演奏に止まる。0 people agree with this review
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SunnySide | Suginami-City, Tokyo | 不明 | 19/May/2005
Brahms, Mendelssohn... Tchaikovsky はまだ(’05・05現在),ですよね。アルゲリッチのベートーヴェン第3番を20年待った人がいたけれど(規格品番:4775026,HMVユーザーレビュー参照),私たちはあと何年で聴けるのでしょう。気持ちはもちろん,「早く,早くっ」です。……本盤とは関連のないことを綴ってしまいましたが,既にみなさんが仰っているので。駄文,ご容赦ください。0 people agree with this review
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なが | 長野 | 不明 | 04/April/2005
他の方が書かれているとおりすごい演奏だと思います!! ここで注意ですがこのディスクのSACD版は、ハイブリッドディスクではありません!!普通のCDプレイヤーでは聴くことはできませんのでくれぐれも注意してください。(CD層が無いほうがSACD層の音質は良い!…という噂は本当でしょうか?このSACDを聴くと妙に信憑性が…)0 people agree with this review
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janacek | 東京都 | 不明 | 30/October/2004
素晴らしいテクニック。メンデルスゾーンではハイフェッツ、タコ1ではオイストラフの現代風オマージュといったところでしょうか?オケがもう少し雰囲気があればよいのだが(特にタコ)。1 people agree with this review
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