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Beethoven (1770-1827)

SHM-CD Beethoven & Brahms: Violin Concertos

Beethoven & Brahms: Violin Concertos

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  • ★★★★☆ 

    たーさん  |  神奈川県  |  不明  |  06/July/2015

     ベートーヴェンやブラームスの演奏にわたしは「気品」を求めたい。チャイコフスキーやメンデルスゾーンにはいらないというわけではない。より以上の,ということだ。そしてハイフェッツの場合,その点にもの足りなさを感じる。  ハイフェッツの演奏で「技巧」を言う人が多くいるが,まさか彼より「遅く」弾く人は「それ以上速く弾けないから」と言いたいわけではないだろう。ハイフェッツは技巧を誇示しているわけではないと思う。ただ,時折「軽く弾きこなす」誘惑に身を委ねているところがある。でも,わたしはこういう演奏も好き。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  30/March/2013

    いわゆる4大ヴァイオリン協奏曲の中でもベートーヴェンとブラームスのヴァイオリン協奏曲は、技量面での難しさもさることながら、メロディの美しさよりは音楽の内容の精神的な深みが際立った作品であると言える。したがって、演奏するヴァイオリニストにとっても、卓越した技量を持ち合わせているだけでなく、楽曲の内容の深みを徹底して追及する姿勢を持ち合わせていないと、スコアに記された音符の表層をなぞっただけの浅薄な演奏に陥ってしまう危険性があると言えるだろう。そうした中にあって、ハイフェッツによる本盤の演奏は、持ち前の超絶的な技量を駆使することのみによって、両曲の内容面をも含めた魅力を描出し得た稀有の演奏と言えるのではないだろうか。1955年というハイフェッツの全盛期の演奏であるだけに、先ずは、その持ち味である超絶的な技量に圧倒されてしまう。同時代に活躍した、ヴィルトゥオーゾを発揮したピアニストにホロヴィッツがいるが、ホロヴィッツが卓越した技量が芸術を超える稀有のピアニストであったのと同様に、ハイフェッツも、卓越した技量が芸術を超える稀有のヴァイオリニストであったと言えるのではないかと考えられる。両曲ともに、ハイフェッツは、おそらくは両曲のこれまでのあまたのヴァイオリニストによる演奏の中でも史上最速のテンポで全曲を駆け抜けている。これだけの早いテンポだと、技量面だけが前面に突出した素っ気ない演奏に陥る危険性を孕んでいると言えるが、ハイフェッツの場合には、そのような落とし穴にはいささかも陥っていない。これほどの早いテンポで卓越した技量を披露しているにもかかわらず、技巧臭がいささかもせず、音楽の素晴らしさ、魅力だけが聴き手に伝わってくるというのは、正に、前述のような卓越した技量が芸術を超える稀有のヴァイオリニストの面目躍如と言ったところであろう。両協奏曲の緩徐楽章においても、早めのテンポでありつつも情感豊かに歌い抜いており、このような演奏を聴いていると、ハイフェッツはヴィルトゥオーゾヴァイオリニストの第一人者として広く認知はされているが、血も涙もある懐の深い大芸術家であったことがよく理解できるところだ。いずれにしても、本盤の両協奏曲の演奏は、ハイフェッツの全盛期の演奏の凄さを大いに満喫させてくれる圧倒的な超名演と高く評価したいと考える。これだけの超名演だけに、これまでハイブリッドSACD化など高音質化への取組がなされているが、これまでのところ、私としては数年前に発売されていたSHM−CD盤よりも本Blu-spec-CD盤の方が良好な音質であると言える。もっとも、ハイフェッツ全盛期の超名演だけに、メーカー側の段階的な高音質化という悪質な金儲け主義を助長するわけではないが、今後はシングルレイヤーによるSACD盤で発売していただくことをこの場を借りて強く要望しておきたい。

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