Schoenberg, Arnold (1874-1951)
Schoenberg Ode to Napoleon, Ford Night & Dreams : G.English, Atherton / London Sinfonietta, etc
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 20/August/2009
『夜と夢、ジクムント・フロイトの死』はイギリスの作曲家、アンドリュー・フォード(1957- )がデラー・コンソートの創立メンバーでもあったテノール歌手、ジェラルド・イングリッシュのために書いたシアター・ピース。題名にあるシューベルトのリート『夜と夢』と『小川の子守歌』(『水車小屋の娘』の終曲)を枠として両端に置き、その間に死に瀕したフロイトの回想がイングリッシュの語りと歌(英語)で繰り広げられていく。歌の部分はフロイトらしい「夢の歌」だが、その内容は『夢判断』などで語られているフロイト自身の夢のどれとも関係はなく、完全な創作。SPレコード針音入りのリート(歌はイングリンシュ)など他の素材(軍靴や空襲警報のサイレン、ヒトラー、チェンバレンの演説など具体音もある)はすべてプレ録音されていて、イングリッシュが56分余の一人芝居を演ずるという趣向だ。2000年、彼が72歳の時の録音。語りの内容はフロイトの同性愛とそこから起因するヴィルヘルム・フリースやカール・グスタフ・ユングへの転移(惚れ込み)、およびその悲劇的結末という彼のプライヴァシーの核心にかかわるもの。現代音楽臭皆無なので音楽作品としての充実度には疑問符がつくが、フロイト研究者として大いに楽しんだのは事実。ただし、聴き手を選ぶ作品であることは確かで、フロイトとフリースやユングの関係について、あらかじめ知っていないと、さっぱり話が分からない。 シェーンベルクの方は同じイングリッシュの語りながら、1973年録音の既発売音源。0 people agree with this review
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