竹取物語 角川文庫 改版
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マリア | 東京都 | 不明 | 07/August/2011
なんだただのかぐや姫かと思いきや、本をめくると、そこには竹取物語の面白さ、奥深さ、とにかく神髄とも呼べる物語が展開されていました。かぐや姫の面白さは、類い希なる美人を題材とした面白さ、有り得ないものを結婚の代わりに要求する面白さ、それを皇子たちがかいくぐる面白さ、そして最後には月に召されるという終わりになる話だと思いますが、かぐや姫もただ美しいわけではない。そこには容姿の特徴は一切書かれていない。ただ美人としか。これが、私たちの想像力を掻き立てる。どんな美人かと書いてしまえば、なかには好みじゃないという人もいるから、そこで終わり。なにも容姿の特徴を書かないところに良さがある。また古来最古の物語。人々が思いを巡らしていた、月。月の人、または天人。かぐや姫は天人なのですが、月というものの存在のイメージ。月には、我々の地球のくだらない存在を遥かに超えた素晴らしい場所、また天人と称される素晴らしい人々。人々が思い巡らすロマンスがそこにあります。 皇子たちがかぐや姫のために蓬莱の玉の枝などの珍品を持ち帰るのに、一人は偽物を、一人は旅に出て、死にかけ、一人は死に果てた。 最後、帝に目かけられた、かぐや姫は、最後、月に帰り、永遠に会うことはないという終わりですが、帝は、月に一番近い山で煙を上げて、かぐや姫を思うのです。それが、今も煙が混じった雲が山で見られる由縁ですが、帝の正妻や側室とも縁切り、二度と会えないかぐや姫に対する思いをこのように表すのも美しい終わりを感じます。1 people agree with this review
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