"French Symphonies Bizet, Saint-Saens, Franck : Suitner, Flor, Sanderling"
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 14/May/2018
新装なったBERLIN Classics referenceシリーズから ワクワクするような曲目と指揮者そしてオーケストラのアンソロジーを聴く フランスロマン派の交響曲を旧東ドイツの音楽家が演奏した痛快な名演集になっている スイトナーのビゼーからは欧州各地の民族の響きが聞こえてくる フロールのサン=サーンスからも汎ヨーロッパ文化の精華が繊細に響き渡る クルト・ザンデルリンクのフランクは人間が生き感じるだろう様々な思いや願いそして祈りの声に満ちている そして交響曲ではないがヘルビヒのフランクを聴けたのも嬉しい 半世紀の間戦争の後遺症として分断され閉ざされた東ベルリンと東ドイツにこそヨーロッパの伝統と真の芸術家が生き続けていた 自由という名の下にマスプロダクション化された西側こそ欺瞞に汚されていった皮肉を忘れない 不自由の中で審美眼を失わなかった芸術家たちに賛辞と敬意をこそ忘れまい 朋よ聴け あなたも如何2 people agree with this review
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今西 淳 | 静岡県 | 不明 | 25/March/2018
ついにフランクの交響曲の決定盤が手に入りました。ザンデルリンクのフランクと言うと、ブラ−ムスのような音楽を想像しがちですが、まさにフランクそのものですよ。ドレスデン・シュターツカペレの演奏も実にみずみずしいものです。フルトヴェングラー・ウィーンフィルのスタジオ録音と演奏時間を比べると1楽章はほぼ同じ。2楽章はザンデルリンクの方が遅く朗々と歌っています。3楽章はフルトヴングラーの方が遅く「うねり」の違いでしょう。さて、フランク特有の循環旋律については、ザンデルリンクの演奏は少しも「くどさ」を感じさせません。ザンデルリンクは後年はフランクをレパートリーから外してしまったようですが、素晴らしい贈り物を残してくれました。2 people agree with this review
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