Beethoven Symphony No.4 (1950), Haydn Symphony No.94 (1951): Furtwangler / Vienna Philharmonic
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 22/May/2010
フルトヴェングラーは、ハイドンの交響曲を限られた曲しか録音しなかったが、遺された録音はいずれも名演だ。第94番もその例外ではない。第94番と言えば、同じウィーン・フィルを指揮したクリップス盤が、ウィーン風の高貴にして優雅な名演として知られているが、フルトヴェングラーは、その彫りの深い深沈たる表現によって、同曲の違った魅力を引き出すことに成功したと言えるだろう。第1楽章も、他の演奏のような軽快なテンポではなく、ややゆったりとしたテンポによる重厚な表現だ。その何と言う深さ。第2楽章も、他の指揮者とは次元が全く異なる高踏的な表現と言える。こうした名演をグランドスラム盤による見事な復刻CDで味わうことができるのは何と言う幸せであろうか。他方、ベートーヴェンの第4は、エロイカや第5、第7、第9のように、フルトヴェングラーの演奏が随一ということにはならないが、ムラヴィンスキーやクライバーなどの即物的な解釈による名演が多い中、このように彫りの深いコクのある表現を聴くと、やはり名演奏との認識を新たにする。SP復刻(特に第1楽章と第2楽章)のため、ハイドンのように鮮明な音質というわけにはいかないが、それでもさすがはグランドスラム盤。非常の聴き取りやすい音質に仕上がっているのは高く評価できる。1 people agree with this review
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