Symphony No.8: Ken-Ichiro Kobayashi / Japan Philharmonic Orchestra
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 05/May/2012
みなさまのレビューはなかなかに面白いなあ。けなしている方がおられるのはもっともだし、高評価の方も文を読むと誉めているんだかどうだか微妙な感じだしね。要は、小林氏のアプローチの「個性」をどう受け止めるかにかかっているのでしょうね。私として一言でこの演奏を表現すると、「頑張った大賞」的演奏、ですね。参加された演奏者のみなさん、頑張っていますよ。オケは遅いテンポでつらそうで、美感を欠く個所も目立つけど、頑張っているなあ。独唱者のみなさん、音域でも声量でもつらそうだし、おかげで充分な表現に達していないけど、頑張っているなあ。合唱のみなさん、迫力はあるけど、そのせいで美しくはなくなっちゃって、でも頑張っているなあ。そして、指揮者は大いに唸って頑張っているなあ(この頑張りは不要だな)。皮肉っぽい書き方になってしまいましたが、演奏者がこの演奏に傾けたひたむきな「情熱」を揶揄する気はありません。但し、その「情熱」を一種「内向きに」凝縮させるという、志向の転換もあっていいのではないかと思うのであります。「あふれるものをそのままにあふれさせる」のではなく、気体のガスを液体にするが如く、水を氷にするが如く、密度の濃い形へと向かう、そんな演奏を試みてはどうでしょうか。「炎から氷へ」、コバケンさんのパラダイム転換、期待してみるものです。テンポの設定、各パートのバランス、彫琢の余地は山ほどあります。かつて都響を振ってこの曲を演奏(録音)したベルティーニさんもインバルさんも、それぞれの旧録音とはずいぶん違うスタイルになっていたのは、演奏者の「力量」を十分に推し測っての賢明なありようだったのではないかしら。録音は優秀。実演で聴くのに近い音圧があって、結構だと思います。0 people agree with this review
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