(Cooke)Symphony No.10 : Daniel Harding / Vienna Philharmonic
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ムジークフェライン | 東京 | 不明 | 17/February/2008
確かにハーディングの名前から想像していた切込みの鋭さは無い。例えば1楽章で、トランペットに不協和音がかぶさってくるところなど、驚くほどおとなしい。フィナーレの大太鼓もそうだ。しかし・・全編にあふれる歌の優しさはどうだ・・ それでいて弱音の緊張感は・・ こんな10番は聞いたことがない。ある意味で、いままでのどの演奏より痛切に響く。VPOの貢献は大きい。5 people agree with this review
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san | 東京 | 不明 | 13/February/2008
これは素晴らしい!VPO初のマーラーの10番全曲盤ということで、興味がある方も多いでしょうが、超おススメです。「あのギーレン盤」に唯一並ぶ名盤じゃないでしょうか。特に聴き所はなんといってもフィナーレ。不気味なテューバのあとに来る、なんとも物憂げで切ないフルートが絶品。そして曲は浄化されるよう幕を閉じますが、ハーディング盤は他の誰の演奏よりも安心感があります。躁鬱気味なこの曲をハーディングは楽章ごとに見事に顔を変えていますが、この若さでこれほどの名盤を生み出した彼に驚きです。2 people agree with this review
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