Piano Concerto, 3, : Gould(P)Karajan / Bpo +sibelius: Sym, 5,
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surwolf | 東京都 | 不明 | 12/April/2018
このグールド/カラヤンによるピアノ協奏曲3番ほどストイック且つ色気のある演奏を私は知らない。バーンスタインとのものも大変見事な演奏だが、バーンスタインはあらかじめグールドが歌うべき抒情をオケに迎えに行かせる感があり、勿論それはそれで素晴らしくグールドのタッチも実に伸びやかではある。だがこのカラヤン盤には上質な緊迫感が両者の間にあって、怜悧な静謐さの裡に得も言われぬ色気が立ち込めている。ベルリンフィルが抒情に慣れあわず自律的抑制的にこの曲の座標を構築し、その座標上を、グールドの自身の意思を音に託して問いかけるかのようなピアニズムが、グールドにしてはやや抑制的に縫うように流れる。そのストイックな色気こそ、このグールド/カラヤン盤の魅力であり、ジャケットの写真にもそれが表れているように私には思われる。2 people agree with this review
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eroicka | 不明 | 不明 | 12/February/2013
前からイタリア系のマイナーレーベルから出回って知られた音源だが、よく正規ライセンスを得て発売できたものだと発売当時は感心したものだ。まだ若いグールドが渡欧して盛んに演奏会に出ていた頃の記録の中では珍しさ、出来栄えともに出色のものだ。おそらくカラヤンとはこれが一期一会だろう。比較的普通の造形の演奏だ。ドイツ的な暗い響きのオケを速いテンポで颯爽と雄渾に演奏するカラヤンに、グールドは若々しい清新さで応えている。慣れていないカラヤンとベルリンフィルの前で萎縮したのか、グールドはいつもの個性を強く主張せず、カラヤンともども己の芸風を矯めて歩み寄って立派な「協奏曲」の演奏という共同作業をしている。それがこの演奏の素晴らしさを生んでいる。随所でグールドは青春の瑞々しい叙情を表現しており、スタジオなどにこもらず、もっと協奏曲で火花の上がるような名演を残してくれたら、と惜しまざるを得ない。カラヤン十八番のシベリウス5番は、グールドとの協奏曲の印象がかすむほどの名演。このライヴらしい熱気は後年のセッション録音からは聴かれない。この一夜でこれだけの贅沢な音楽経験ができた聴衆がうらやましい限りだ。4 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 06/April/2011
グールドとカラヤンという異色の組み合わせが話題を呼んだ、1957年のベルリンでの記念碑的なコンサートにおける歴史的な演奏の登場だ。本盤には、当日のコンサートの演目のうち、ヒンデミットの交響曲「画家マチス」を除いたベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番とシベリウスの交響曲第5番がおさめられている。本演奏はモノラル録音であり、音質も必ずしも鮮明とは言い難いが、本国内盤の登場は、その演奏の質の高さや歴史的な価値に鑑みて、大いに歓迎すべきであると考える。まずは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番であるが、これが意外にもまともな演奏であるというのに大変驚かされた。聴く前は、グールドが何か聴き手を驚かすような奇手を講ずるのではないかと思ったのだが、そのアプローチは実にオーソドックスそのもの。バーンスタインを辟易させるような超スローテンポで演奏したピアノ協奏曲第1番とは別人のような正統的なテンポで、堂々たるピアニズムを披露していると言える。帝王への道を駆け上がりつつあったカラヤンへの遠慮や崇敬もあったのかもしれないが、いずれにしても、重厚で立派な名演であることは疑いようがない。ベルリン・フィルも、オーケストラの音色などにいまだフルトヴェングラー時代の残滓があった時期でもあり、壮年期のカラヤンによる気迫溢れる指揮とその圧倒的な統率の下、ベルリン・フィルが醸し出すドイツ風の重心の低い音色によって、グールドのピアノをしっかりと下支えしているのが素晴らしい。他方、シベリウスの第5番は、本盤以外にも4度にわたってスタジオ録音しているカラヤンの十八番とも言うべき交響曲だけに、本演奏は至高の超名演と高く評価したい。本演奏は、他のスタジオ録音とは異なり、ライブでこそその真価を発揮すると言われる壮年期のカラヤンならではの、生命力溢れる力強さが持ち味であると言えるところであり、それでいて、北欧の大自然を彷彿とさせる繊細な抒情美においてもいささかの不足もない。私しては、これまでカラヤンによるシベリウスの第5の演奏の中では、1965年盤(DG)を随一の名演と高く評価してきたが、今後は、本演奏も、それとほぼ同格の名演と位置付けたいと考える。本盤で惜しいのは、前述のように、録音が鮮明とは言えない点であるが、1957年という、今から50年以上も前のライブ録音であるということに鑑みれば、致し方がないと言えるのかもしれない。7 people agree with this review
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黒い帳面 | 神奈川県 | 不明 | 30/September/2009
グールドは彼らしくなく普通にピアノを弾いているようだが、これがなかなかいい。グールドらしくない演奏を聴けるのがこのCDの聴き所のひとつ。シベリウスの5番は初めて聴いたがこんなにいい曲だったとは!もっと早く聴いておくべきだった。1 people agree with this review
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I&W | JAPAN | 不明 | 24/July/2008
BEETHOVEN;16’19/9’30/10’14 SIBELIUS;12’25/7’46/10’161 people agree with this review
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宇野候補 | いばらき | 不明 | 25/May/2008
CDジャケットでカラヤンが珍しくソリストを見上げ尊敬のまなざし。グールドも子供のような表情でカラヤンに応じて実に絵になっている。演奏は思ったほど(ブラームス 1番Vsバーンスタイン)変わったことしていないがカデンツや第2楽章の詩的感情などグールドらしい。シベリウスの第5は後年のカラヤンにはみられない爆発があり、好演。1 people agree with this review
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slave | tokyo | 不明 | 29/April/2008
NUOVA ERA盤では、いきりたつ強引なカラヤンと、自発性の乏しいグールドといったイメージだったが、正規盤は全く異なる印象。「音楽に感動するというのは、こういうことだった」と約20年振りに思い出させられたような、そんな演奏。グールドは繊細かつ軽やかにソロを弾き、カラヤンは丁寧にそれをサポートする。勿論、後プロはカラヤンの独壇場である。避けて通れない銘盤と思う。ジャケットのアートワークも簡素にして美麗である。1 people agree with this review
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